トラベルズー・ジャパンは20日、中国人を対象とした「2016年の旅行に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2015年11月16日~12月19日、対象は中国人2,111名。

中国人を歓迎していると思う国1位は?

「2016年に訪れたい国」を尋ねたところ、「日本」と回答した人が39.2%で2014年以来3年連続1位となった。2位は「アメリカ」(33.0%)、3位は「オーストラリア」(28.1%)、4位は「ニュージーランド」(28.1%)、5位は「台湾」(21.5%)だった。

「2016年に訪れたい国」

「どの国が中国人旅行者を歓迎していると思うか」という問いには、16.5%が「日本」と回答した。同社は中国語での表記や接待ができる店舗の増加など、中国人観光客の受け入れ体制が整ってきている成果と推測している。2位は「タイ」(14.6%)、3位は「中国」(10.2%)、4位は「韓国」(8.3%)、5位は「アメリカ」(5.6%)だった。

「どの国が中国人旅行者を歓迎していると思うか」

「2016年の海外旅行の平均予算額」は、3万9,060元(日本円で69万9,579円相当)。2015年の予算である3万7,007元(日本円で66万2,827円相当)を上回る予測となった。

「2016年の海外旅行予定平均回数」は1.96回で、2015年に実際に行った海外旅行の回数の1.84回から微増した。

「2016年の海外旅行の平均予算額」「2016年の海外旅行予定平均回数」

「日本へ旅行する際どのような宿泊施設に泊まってみたいか」という問いには、「温泉エリアや京都、北海道などの都市圏外の旅館の露天風呂付部屋」(53.4%)、「東京や大阪などの都市でのビジネスホテル」(40.6%)となった。「Airbibなどのホームステイ」は25.4%で5位だった。

「日本に旅行へ行く際、どのような日本食を食べたいか」については、「寿司、刺身」が1位(51.90%)、「和食・懐石料理」が2位(49.60%)、「和牛ステーキ」が3位(40.0%)、「ラーメン」が4位(27.5%)、「居酒屋」が5位(26.0%)だった。