1月23日より公開される特撮映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャーTHE MOVIE 忍者☆イン☆ワンダーランド』の完成披露イベントが6日、新宿バルト9にて開催され、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』『烈車戦隊トッキュウジャー』のキャスト陣と、映画で悪役を務めるお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太らが集結した。

上段左から、多和田秀弥、山谷花純、矢野優花、横浜流星、森高愛、長濱慎、下段左から、中村嘉惟人、松本岳、西川俊介、山里亮太(南海キャンディーズ)、山崎静代(南海キャンディーズ)、志尊淳、平牧仁、小島梨里杏

本作は、「スーパー戦隊」シリーズ第39作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』と、第38作『烈車戦隊トッキュウジャー』が共演を果たす「戦隊VSシリーズ」最新作。「忍タリティ」を高めて邪悪な牙鬼軍団を迎えうつニンニンジャーと、想像の力「イマジネーション」でシャドーラインを破ったトッキュウジャーが力を合わせ、強敵に立ち向かっていく。

山里は、シャドーラインの生き残りで大の忍者マニアという「闇博士マーブロ」役としてゲスト出演。今回開催された完成記念イベントでは、ニンニンジャー、トッキュウジャーと共に劇中の衣装に身を包んで登場し、バラエティー番組で鍛え上げた絶妙の「ツッコミ技」をさえわたらせ、集まったギャラリーを爆笑させていた。

2015年から始まったテレビ放送もいよいよクライマックスを迎える『ニンニンジャー』からは、アカニンジャー/伊賀崎天晴役・西川俊介があいさつ。映画のカッコいいポイントを聞かれて「やっぱり、俺?」と天晴らしい回答をしたあと、「トッキュウジャーとニンニンジャーがそろって変身するレアな場面や、アクションが最高にカッコいいです」と続けた。山里の悪役ぶりに関しては「僕は(マーブロに)すごく苦しめられています。強いです!」と笑顔で絶賛。さらに今年の抱負として「去年のおみくじが大凶、今年が凶。だから自力で大吉にしていこうと思います!」と力強く決意を語った。

スターニンジャー/キンジ・タキガワ役の多和田秀弥は、「12人そろっての変身シーンでは、トッキュウチェンジとシュリケン変化とでタイミングが違うので、お互い合わせるのに苦労しました。でも苦労しただけあって、すてきな映像に仕上がっています」と、2大ヒーロー最大の見どころをアピールした。

テレビ放送終了後、約1年ぶりに帰ってきた『トッキュウジャー』からはトッキュウ1号/ライト役・志尊淳が「トッキュウジャーはカッコよさを売りにはしていない戦隊なので、ニンニンジャーとは違う独自の"色"を見てほしい」と、久々のライト役に確かな手ごたえを感じている様子。山里の悪役ぶりについては「存在感がすごい。ゾクっとするような、いい意味で気持ち悪い感じが出ていた」と、西川同様に大絶賛。今年の抱負については「2016年もいろんな作品、いろんな人と出会っていきたい。トッキュウジャーのみんなも個々で頑張っていくことで、『スーパー戦隊』シリーズをより好きになってもらえるようにしていきたい」と話し、いっそうの飛躍を誓った。

トッキュウ6号/虹野明役・長濱慎は、しゃべろうとした寸前トッキュウ3号/ミオ役・小島梨里杏にマイクを奪われ、「ちょっとちょっと、大島さん!」「小島だよ!」と、即興でお笑いコンビ「アンジャッシュ」児嶋一哉の「名前いじり」ネタを披露。続けて「みなさん、ただいまー!」と久しぶりに明として戻ってきたことへの喜びを表し、ファンからの「おかえりー!」コールに満面の笑顔を見せた。

山里は「お~待たせいたしました~! 主役の登場ですよ~」と、バラエティー番組の「影ナレ」でおなじみのフレーズと共に登場。「子どもたち、急に黙ったね~」と、ヒーローを応援する子どもたちからダイレクトな拒絶反応を示されつつも、「みんなが僕に声かけてくれないから、志尊くんが小さな声で『山ちゃーん』って言ってくれた。ヒーローに気を遣わせちゃった!」と語り、会場を沸かせていた。

映画では2大ヒーローをギリギリまで追いつめる悪役なだけに、「映画を見終わったら、たぶん僕のこと嫌いになると思う」と笑顔の中に一抹の不安を隠せない山里は、役のオファーが来たときのことを「今までは女子中高生から嫌われていましたが、この映画で子どもたちからも嫌われるんだなあ、また僕のことを嫌いになる層の幅が広がるんだ、覚悟を決めていかなければならない2016年だと思いました」と、自嘲気味に感想を述べた。

特撮ヒーロー作品への出演に関しては「すごく自分がカッコよく見えてきて、ひょっとしたら僕に憧れる子どもも出てくるんじゃないか」と満足げだったが、周囲のリアクションを敏感に察知して「そこのお姉さん、首を横にふるのやめてもらえないかな。法律のギリギリまでストーキングするよ(笑)」と、さすが闇博士だけにブラックなジョークで応戦していた。

映画ではテレビよりも一足先に40番目のスーパー戦隊『動物戦隊ジュウオウジャー』も姿を見せるとあって、「自分がプロデュースするならどんな『戦隊』を作るか?」と尋ねられた山里は、「他人の人気に便乗ばっかりする『便乗戦隊ノルンジャー』なんてどうですか? レッドの候補にピースの綾部(祐二)を考えています。敵は又吉(直樹)で!」と語り、会場の爆笑を誘っていた。

イベント中盤、映画の「特別応援隊長」として、サルのぬいぐるみに身を包んだ山里の相方・しずちゃん(山崎静代)が登場。山里は「あっ、怪人が出てきた! 倒して!」と絶妙なリアクションでしずちゃんを迎え入れた。しずちゃんは「今日はこんなイケメンだらけの合コンに呼んでいただいて」と軽くボケながらあいさつ。昨年ボクシング選手を引退し、これがコンビ復帰後の初仕事となるしずちゃん。今後の抱負を聞かれると、山里は「M-1グランプリ(優勝)!」しずちゃんは「女優としてドラマをがんばりたい」と、声がそろわずバラバラの回答。山里は「いまドラマって言っただろ!」と、息が合わないことに憤慨しながらも、久しぶりのコンビ復活にうれしそうな顔を見せた。

映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャーTHE MOVIE 忍者☆イン☆ワンダーランド』は1月23日より全国劇場にて公開。

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