2016年1月15日公開の映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』日本語版完成披露試写会が23日、都内で行われ、日本語版ナレーションを担当した笑福亭鶴瓶、木村文乃が出席した。
本作は、世界の海のすべてを魅せた『オーシャンズ』の製作陣が、総製作費40億円をかけて描く、全く新しいネイチャー・ドキュメンタリー。氷河期が終わり、あらゆる生命が春を謳歌しはじめた2万年前から現在、そして未来へと至る地球の歩みを動物の目でとらえ、感動的なストーリーを紡ぎ出す。
クリスマス目前とあり、サンタ帽をかぶってプレゼントを配りながら登壇した鶴瓶は、「親子の話がだいぶ出てきますね。どないして撮っているのかなと思うところがあって、そこを楽しんでほしい」と本作をアピール。また、「(人間も動物もメスは)ほんまにエグイ」と吐露。メスのクマを取り合うためにオス同士が戦うシーンに触れ、「メスが『どっちが勝つねんやろなぁ』と木の上から見てるのは人間と一緒。本当に男は可哀想ですね。(オスが)殺し合いするんですよ。それを木の上で(メスが)じっと見てるんです。人間と一緒ですよ」と、男の悲哀を強調した。
一方の木村は、「野生の動物は動物園や図鑑でしか見たことないと思うけど、この映画では毛の一本一本まで繊細に感じられるくらい近い距離で、ありのままで観られます」と感慨深げにコメント。そして、「野生の動物の生きている姿が愛おしくて可愛らしいと感じていただけることが、この作品の一番の魅力なのかな」と自身の見解を示した。
この日、64歳の誕生日を迎えた鶴瓶のために、木村と可愛いアニマルスタイルの子供たちがバースデーソングとケーキをプレゼントするサプライズ演出も。実は鶴瓶、今朝、娘二人に今日の予定を聞いたところ、「弟家族と一緒にクリスマスパーティーすんねん」と言われ、「ちょっと待って、俺の誕生日やで」と思わずツッコんだという。その後、「そこへ来る?」と軽く誘われたそうで、「もう集まってるんですよ。夜は焼肉に行くんですけど。俺が(席を)押さえたんですよ。どんな悲しい誕生日や!」と大騒ぎ。そんなこともあって、鶴瓶は木村と子供たちに「うれしい。ありがとう」と目じりを下げっぱなしだった。映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』は、2016年1月15日より全国公開。