ボジョレ・ヌーボーやクリスマスパーティー。ワインの登場機会が多くなるこの時期にオススメの、ワインの栓を使った簡易キーホルダー作りの方法を紹介します。
今はスクリューキャップや樹脂製の合成コルクが主流
現在、ワインのコルク栓は、スクリューキャップ式や樹脂製の栓が多く使われています。ワインにコルク臭がつかなくなるなどのメリットはありますが、天然の素材であるコルクの代わりに使われる樹脂製の栓は、人工のものゆえ、自然には戻りません。つまり、きちんとリサイクルしないかぎり、そのままでは不燃物系のゴミとなってしまいます。
そこで、この樹脂製のワインの栓を使って、キーホルダーやチャームにする方法を紹介します。
用意するものは、樹脂製のワインの栓。もちろん本物のコルクの栓があれば、その方が、趣があっていいと思います。その他、革ひも、瞬間接着剤、カッター、電動ドリル、そしてカラビナなどの金具です。
真ん中に穴をあけて、ひもを通すだけの簡単DIY
電動ドリルは、木工用の7mmというものを使用しています。これは通すひもの太さにもよりますので、お手持ちの素材により調整してください (今回の革ひもは幅8mm強)。
まっすぐ、真ん中に穴をあけてください。柔らかい素材ですので、あっという間に穴があきますから、低速で行うようにしてください。
穴があいたら、細い糸を通し、革ひもをくぐらせて、もとの穴に再び通して、革ひもの糸を引っ張ってください。すると、ループになった革ひもの先端が、コルクを通って反対側に顔を出します。
仕上げは、コルクの根元に、細い糸をぐるぐる巻いて、固く結び、糸の切れ端をできるだけ切り詰めます。
さらに、切った糸、コルクの根元に、瞬間接着剤を数滴垂らして、接着します。
革ひもの端を斜めにカットしましたが、革ひもも固結びにするだけでもOKです。
金具をつけて完成! 軽くて握りやすいキーホルダーになりました
革ひものループになっている側には、カラビナや金属製のキーリングなどをつけることができます。
鍵はもちろんですが、画像のように、USBメモリーのような小さなものに取り付けたり、バッグのファスナーにつけたりすることも可能です。
間もなくクリスマス。恋人と開けた思い出のワインのコルクをつけて、USBメモリーには、思い出の写真を保存してプレゼント……なんて、ロマンチックではないでしょうか。
恋もDIYもマメさが大事。ぜひお試しください。
執筆:Ulasam
手工芸、民族音楽を愛するギャラリー&ショップ店主。「モットーは創意工夫」ということで、日夜、DIYやハンドメイドの情報収集と実践に明け暮れる日々。実は調理師の資格も持ち、料理の腕前もかなりのもの。
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