マイナビは8日、「既卒者の就職活動に関する調査」の結果を発表した。対象は、同社サイト「マイナビ2016」会員のうち既卒登録者398名。期間は11月10日~11月24日。

既卒内定者は4割に

既卒者の内定率は、43.2%となり前年比12.5pt増加した。一方「まだ貰っていない」は56.8%となった。

「既卒者の内定率」

既卒者が在学中に活動を開始した時期を聞くと、「大学3年・院1年生の12月」(25.4%)で最多となった。次いで、「大学在学中は活動しなかった」(25.2%)、「大学4年・院2年生4月」(6.8%)と続いた。

「在学中の就職活動での反省点」を聞いたところ、1位は「自己分析が不十分だった(自分のやりたい事やできることが良く分からなかった)」(45.9%)だった。次いで2位は「業界研究・企業研究が不十分だった(行きたい業界・企業が見つけられなかった)」(40.1%)、3位は「面接対策が不十分だった」(34.1%)が上位にあがった。

既卒者の第一志望の業界を聞くと、1位は「官公庁」(11.5%)だった。次いで、2位は「マスコミ(放送・新聞・出版・広告)」(10.2%)、3位は「公社・団体」(9.1%)となった。

「在学時に内定を獲得したかどうか」を質問すると、43.9%が「はい」、56.1%が「いいえ」と回答した。前年の38.5%から5.4pt増加した。

在学時に内定を保有した既卒者に対して、「卒業後に就職活動している主な事情」を聞いたところ、1位は「一度就職したが、退職若しくは在職しながら再度就職活動を行っている」(28.6%)だった。次いで、2位は「内定先の労働条件(勤務地・就業形態)や福利厚生に不満があったので辞退した」(17.9%)、3位は「公務員試験を目指し直したので辞退した」(9.4%)となった。

「既卒者が卒業後に就職活動している主な事情」上位5位(現役時、内定保有者のみ回答)