大掃除のシーズン。子どものおもちゃ箱も整理整頓。もう使わないおもちゃは捨てずにDIYでアートしましょう。IKEAのフォトフレームに、子どもが使わなくなった小さいおもちゃやフィギュアを入れて飾るだけです。

奥行きのあるIKEAのフォトフレームを使う

どこかでもらったおまけやノベルティグッズ、もう使わなくなったおままごとのスプーン、壊れてしまった子どものサングラス……子どものおもちゃ箱には、大人なら「なんでこんなもの取っておくの?」と聞きたくなるものがいっぱい。
捨てると怒る、でも、片付けたい。そんな時にこのアイデアを実践してください。

素材はIKEAのフレームで、奥行きのあるものを選びます。あとは適当な黒い布、または画用紙。それと、不要になった子どものおもちゃや文具、大掃除で出てきたもの。いずれもフレームの中に収まるサイズのものを選んでください。
その他、シルバーのラッカースプレー、グルーガンを使います。フレームを除くアイテムは、ホームセンターか100円ショップでも似たようなものを探せると思います。

塗装は丁寧に。いろんな方向から何回かに分けて行いましょう

スプレーで吹き付け塗装をしますので、換気ができる環境が必要です。また、スプレーが飛んでも大丈夫な素材 (ダンボールなど) を用意し、そこにおもちゃや文具などを広げます。
スプレーは一度にたくさん塗らないで、薄く何度かに分けて塗る方が綺麗にかつ早く仕上がります。ハサミやサングラスなど、可動域のあるものは、開いた状態と閉じた状態で塗って、塗り残しがないように気をつけてください。

レイアウトはアナタ次第。思い出を飾るアートフレームが完成

ここからの作業は、楽しく、個性が現れる部分。お子さんと一緒にやっても楽しいです。全体の配置を考えながら、裏面にグルーガンでグルー (糊) をつけたら、フレームの背板に押し付けて、固まるまで待つ……この作業の繰り返しです。

ここでは、フレームの背板に黒い布を両面テープで付けたものを上から接着しています。上下左右を決めて貼り付けてもいいですし、方向関係なく、ランダムに配置してもかまいません。

グルーが完全に固まったら、ガラスやフレームの枠をつけて完成です。シルバー単色で塗装されたことで、立派なアート作品に早変わり。

子どもたちも、自分たちが使ってきたおもちゃを見つけて、「あっ、あの時もらったスプーンだ!」などと盛り上がり、話題作りにもなるようです。

制作時のポイントは、可動域のあるものは動かないようにしてとめるということでしょうか。その証拠に、寝かしていた時には開いていたハサミが、完成した直後の写真では、閉じてしまっています。

捨てたらゴミ……でも、こんな簡単なDIYで、思い出の詰まったアート作品にできるというアイデアを紹介しました。大掃除のついでに、ご家族でトライしてください。

執筆:Ulasam
手工芸、民族音楽を愛するギャラリー&ショップ店主。「モットーは創意工夫」ということで、日夜、DIYやハンドメイドの情報収集と実践に明け暮れる日々。実は調理師の資格も持ち、料理の腕前もかなりのもの。

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