川崎重工は17日、イタリア・ミラノ市郊外で19日から4日間にわたって開催される「ミラノショー(EICMA)」に、「Ninja ZX-10R ABS」「ZZR1400 ABS」「J125」の欧州向けニューモデル3機種を出展すると発表した。
Ninja ZX-10R ABSは、5年振りにモデルチェンジしたスーパースポーツ。カワサキは、2015年のスーパーバイク世界選手権において「Ninja ZX-10R(レース仕様)」で年間タイトルを獲得しており、そこで得たノウハウをもとにエンジン、シャーシ、電子制御機能を改良。市販モデルにおいてもさらなるサーキット性能向上を果たしている。今回のショーでは、「Kawasaki Racing Team」が冬季走行テスト時に使用しているカラーリングを再現した特別仕様「KRTウインターテストエディション」も出品する。
ZZR1400 ABS(High Grade)は、パワフルで扱いやすい1,441cc並列4気筒エンジンと、スリムなモノコックフレームの組み合わせたスポーツバイクの最大排気量モデル。トラクションコントロールシステム「KTRC(Kawasaki Traction Control)」や「パワーモード」などの電子制御技術も充実し、新たに追加したハイグレード仕様は、ブレンボ製「M50ブレーキシステム」やオーリンズ製「TTX39リヤサスペンション」を採用。フラッグシップモデルにふさわしい装備とした。
J125は、欧州市場で人気を博しているスクーター「J300」の小排気量モデル。125cc単気筒エンジンにCVTトランスミッションを組み合わせることで、街乗りに最適な力強くスムーズな加速が楽しめる。サスペンションには、フロントに直径37mmテレスコピックフォーク、リアにツインショックを装備し、スポーティさと快適性を両立。外装には多面的でシャープなデザインを採用し、一目でカワサキ車だとわかる個性的なスタイルとした。