スズキは11月8日まで東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」に、ワールドプレミアとなる「ハスラースクート(HUSTLER SCOOT)」「コンセプト GSX」「フィール フリー ゴー!(Feel Free Go!)」の参考出品3台をはじめ、合計12台の二輪車を出品している。
「ハスラースクート」は、気軽に乗れる原付スクーターに、さまざまな用途に対応できる収納スペースを備えたコンセプトモデル。従来のシート下収納スペースに加え、フットスペースにも取り外して持ち運べる収納ケースを装備したほか、リヤキャリアや車体横にも荷物を積載できる工夫を施している。名前には、四輪車の「ハスラー」とともに遊び心を刺激するモデルという意味を込めている。
「コンセプト GSX」は、「GSX」シリーズの可能性を秘めたコンセプトオブジェ。「GSX」の名を冠する高性能バイクの象徴として提案し、スズキのスポーツモデルの繭(まゆ)のような存在であり、スポーツモデル作りに取り組む姿勢を形にしている。
「フィール フリー ゴー!」は、自転車のクロスバイクをモチーフに、軽快なスタイリングで気軽に乗れる楽しさを形にした50cc原付クロスバイク。ハンドルグリップ式のギヤチェンジやサドルシートを採用したシンプルなスタイリングとした。メーター内にリヤビュー画像を映す機能や、路面に自車の存在を示すライン状の光を照射する機能を備え、安心して気軽に乗れるように配慮している。名前は「気軽にバイクに乗って出かけてほしい」との思いと、スズキ初の二輪車「パワーフリー号」の名に由来する。
その他、新開発直列4気筒エンジンを搭載した戦闘力の高いMotoGPマシン「GSX-RR」、「GSX-R」シリーズ発売30周年を記念したモデル「GSX-R1000 ABS 30周年記念カラー」、スタイリッシュな外観と優れた走行性能・燃費性能を兼ね備えたロードスポーツバイク「ジクサー(GIXXER)」、全日本モトクロス選手権最高峰「IA1クラス」のチャンピオンマシン「RM-Z450WS」、キッズ向けの競技用車両「DR-Z50」などが展示された。