厚生労働省は30日、平成27年8月末時点での「国民年金保険料の納付率」を公表した。調査によると、平成25年度分の納付率は68.5%だった。

過去2年分を集計

このたび発表されたのは、未納分を遡って納付できる過去2年分を集計した「平成25年度分の納付率」「平成26年度分の納付率」と、平成27年4月分から7月分までの保険料のうち、平成27年8月末までに納付された月数を集計した「現年度分の納付率」の3つ。

過年度2年目となる平成25年度分の納付率(平成25年4月分~平成26年3月分の保険料のうち、平成27年8月末までに納付された月数の割合)は68.5%で、平成25年度末から7.6ポイント上昇した。過年度1年目の平成26年度分納付率(平成26年4月分~平成27年3月分の保険料のうち、平成27年8月末までに納付された月数の割合)は65.1%で、26年度末から2.0ポイント増加した。

平成25年・26年度分の納付率

平成27年4月分~7月分の納付率は56.6%で、対前年同期比0.2%増となった。27年4~8月分の強制徴収実施状況については、「最終催告状」送付が6,052件、「督促状」が1,986件、「財産差し押さえ」が1,933件だった。

平成27年4月~7月分の納付率

都道府県別に納付状況をみると、現年度分の納付率が最も高いのは「新潟県」(69.3%)、2位は「富山県」(69.2%)、3位は「島根県」(68.6%)だった。一方、納付率が最も低いのは「沖縄県」(37.1%)、2位は「大阪府」(47.3%)、「東京都」(52.8%)だった。