日本FP協会は20日、「20代から30代が実行すべきマネープラン調査」の結果を発表した。調査期間は8月4日~13日、対象は日本FP協会認定のFP資格取得者であるCFP認定者(ファイナンシャル・プランナー)878名。

相談者の8割が年収200~600万円

CFP認定者878人の中で、2014年4月~2015年3月までの1年間に20代~30代を対象にFP相談を実施したことがある人は339人だった。「家族構成」を聞いたところ1番多かったは「既婚(核家族 子供有り)」の64.0%。続いて「独身(独り暮らし)」(11.0%)、「独身(親と同居)」(11.0%)、「既婚(核家族 子供無し)」(11.0%)となった。

「相談者の世帯年収」で一番多かったのは「400万円以上~600万円未満」(44.0%)、続いて「200万円以上~400万円未満」(37.0%)、「600万円以上~800万円未満」(13.0%)となった。

「家族構成」「相談者の世帯年収」

「相談内容」では「保険の加入・見直し」(51.2%)、「住宅(マイホーム)取得」(47.3%)、「子供の教育資金」(31.4%)が挙げられた。

「相談内容」

マネープランで実施するべきことは?

続いて339名を対象に「20代~30代のマネープランで実行すべきこと」を聞いたところ、約半数が「ライフプランを考え、キャッシュフロー表を作成してみる」べきであると回答した。

「20代~30代のマネープランで実行すべきこと」

単身者がするべきこととしては、「少額でも投資をしてみる(投資の勉強をする)」(46.0%)、「先に毎月の貯蓄額を決め、残りで生活をする」(41.8%)、「家計簿を付けるなど家計管理を始める」(29.9%)、「積立貯金をする」(28.7%)が上位に挙がった。

一方既婚者は「適切な生命保険に加入する」(38.5%)、「家計簿をつけるなど家計管理を始める」(37.6%)、「先に毎月の貯蓄額を決め、残りで生活する」(29.6%)、「定期的にライフプランを見直す」(29.0%)があげられた。