トランスワールドジャパンは13日、書籍『30円のブラックサンダーで100億円企業になった理由』を発売する。著者はケイビードットジェイピー代表取締役のエムシー・ブー(M.C. BOO)氏。価格は1,300円(税別)。

『30円のブラックサンダーで100億円企業になった理由』表紙

広告宣伝費ゼロでも売れた理由は?

有楽製菓が販売するチョコレートバー「ブラックサンダー」は、体操選手や某首相まで好物と公言する人気商品だ。しかし1994年の発売後、10年間はまったく売れず、1年後に終売からの再販という商品が売れ始めたのは2003年ごろという。

本書は、広告宣伝費ゼロでも売れた理由を、広告制作の観点からアマナの市村純氏(クリエイティブプランナー・プロデューサー)、デザイン面ではかきぬまこういち氏(コミュニケーションデザイン・プランナー)、地方若者文化考察は開沼博氏(社会学者)など、業界のエキスパートと対談をしながら売れる理由を探っていく。

トランスワールドジャパンによると、「(有楽製菓の)独自のビジネス方法論に注目した。口述筆記による読み物としてのビジネス書となっている」という。

著者のエムシー・ブー氏はケイビードットジェイピー代表取締役。コミュニケーションデザイナー。「ブラックサンダー普及委員会」委員。音楽活動の傍ら執筆やテレビから映画、Webなど様々なコンテンツを制作している。