喫茶店王国・名古屋の象徴的存在で、今や日本を代表する喫茶店チェーンとなったコメダ珈琲店。そのキラーコンテンツとも言うべき一品「シロノワール」(590円)に、10月1日から秋限定のアレンジメニューが登場した。どんな味わいなのか、早速食べてみた。
シナモン香る秋の味覚
コメダは現在、全国に約650店舗を展開。喫茶店チェーンは従来はセルフサービス型が主流で、テーブルサービス型ではコメダ珈琲店が業界内で断トツトップとなっている。
そんなコメダの人気メニューであるシロノワールとは、温かいデニッシュパンの上に冷たいソフトクリームが乗ったユニークなコメダオリジナルスイーツ。そして今回登場した「Ringoノワール」(490円)は、レギュラーのシロノワールよりひと回り小ぶりなミニシロノワールにりんごをトッピングして秋らしさを演出している。
それだけでなく、デニッシュパンに切り込みを入れてカスタードクリームを塗り、さらにソフトクリームにはシナモンパウダーをプラス。従来の"冷×温"にりんごのシャキシャキ、カスタードのまろやかな甘さ、シナモンの大人の香りが加わり、シロノワールの多層的な魅力がパワーアップしている。
Ringoノワールは2014年の冬に登場した「チョコノワール」、今年初めに登場した「キャラノワール」(キャラメル味)に続く、期間限定フレーバーの第3弾。販売期間は11月23日までの1カ月半余りとなっている。
かぼちゃと栗の限定スイーツも
この他にも、かぼちゃのモンブラン「もんぷきん」(400円)、秋の定番となっているモンブランケーキ「純栗ぃむ」(430円)も秋限定スイーツとして登場。店作りにおいてもメニュー構成においても"いつでもどこでも同じで安心"がウリであるコメダの中で、季節感で普段とは違った新鮮さを感じさせてくれる。もちろん、どのメニューもコメダのコーヒーとの相性を第一に作られている。
この時期だけの限定スイーツ、ファンならぜひお近くコメダに足を運んで秋を感じていただきたい。
※記事中の情報・価格は2015年10月取材時のもの。価格は税込
筆者プロフィール: 大竹敏之(おおたけとしゆき)
名古屋在住のフリーライター。雑誌、新聞、Webなど幅広い媒体で名古屋情報を発信。Webガイドサイト「オールアバウト」では名古屋ガイドを務める。名古屋メシ関連の著作を数多く出版。『名古屋の喫茶店』『名古屋の居酒屋』『名古屋メン』『続・名古屋の喫茶店』(リベラル社)は自腹リサーチをコンセプトにしてご当地ロングセラーに。10月上旬にはご当地グルメコミックエッセイ『まんぷく名古屋』(KADOKAWA、森下えみこ著)に案内人として登場。