エン・ジャパンは17日、「職場のジェンダーハラスメント」の調査結果を発表した。対象は、サイト利用者の女性1,037名。期間は、7月23日~8月26日。
女性であることが不利と感じたことが「ある」が過半数以上
「働く中で、女性であることが不利だと感じたことはあるか」を聞いたところ、54%が「ある」、46%が「いいえ」と回答した。婚姻別では、既婚者が58%、未婚者が52%となった。
不利だと感じている人に理由を聞いたところ、1位は「出産後に仕事を続けにくい」(49%)だった。次いで、2位は「給与・待遇に差を感じる」(48%)、3位は「出世が難しい」(40%)と続いた。
婚姻別で差が出た項目は、「出産後に仕事を続けにくい」で既婚者が62%だったのに対し、未婚者では38%となった。「出世が難しい」では、未婚者が44%で既婚者の35%を上回った。
年代別にみると、「給与・待遇に差を感じる」の項目は、40代が50%で1位となり、年齢が上がるにつれて増加した。「出世が難しい」においては、20代が45%で最多となり、年齢が下がるにつれて割合が高くなった。
「女性が働きやすい職場にするために必要だと思うことは何か」を聞いたところ、「職場復帰支援の充実」(55%)が最多となった。以降、「短時間勤務制度の充実」(54%)、「育児休暇制度の充実」(53%)と続いた。
婚姻別に差が項目は「短時間勤務制度の充実」。既婚者が64%に対し未婚者が46%で、18ptの差があった。
年代別では、年代が上がるにつれて増加した項目は、「男性社員の意識改革」(20代:37%、30代:49%、40代:50%)、「管理職の意識改革」(同:34%、45%、48%)、「女性社員の意識改革」(同:24%、38%、42%)となった。