パンのお供に、おかず作りにと大活躍のバターは家庭料理の必需品。バター不足もだいぶ落ち着いてきましたが、急に品薄になると困ってしまいますよね。でも実はこのバター、ペットボトルが1本あれば家庭でも手軽に作ることができます。市販のものにも負けない、おいしくてフレッシュな仕上がりになります。

下準備

用意するのは空のペットボトル1本と生クリームだけ。有塩バターにしたい場合は、ここに塩を小さじ1/3ほど加えましょう。ペットボトルは多少中に水滴が残っていても大丈夫です。

まず500mlのペットボトルと200mlの生クリームを用意します。

生クリームは必ず「"生乳" を使用した乳脂肪分35%以上のもの」を選び、冷蔵庫でよく冷やしてから使うのがポイントです。間違えてフレッシュクリームなどを買ってしまうと、うまくバターになってくれません……。

以下の写真はフレッシュを使用した失敗例。ホイップクリームみたいなものができあがっちゃいました……。

作り方

材料さえ間違わなければ作り方はとても簡単。生クリームをペットボトルに入れて8~10分振るだけ! 底の方に黄色い固まりができたら完成です。

こぼさないようペットボトルに生クリームを1パック分全部注ぎます。

注ぎ終えたらキャップを閉めて、ひたすら縦方向にシェイク!

2分半経過……固まってきて振りにくくなりますが、なおも振り続けます。

8分ぐらいで底の方に固まりができます。水分も出てきますがこれはバターミルク。パンケーキなどに使えるので別に瓶に取り分けておきます。

ペットボトルをカットしてバターを取り出して完成!

シェイク時間が8分間だと、バターとしてはちょっと緩めのできあがりでした。でも、冷やすとちょうどよい固さになりました。

レーズンバターもオススメ

できあがった無塩バターにラム酒に漬けたレーズンを加えると、簡単にレーズンバターも作れます。クラッカーにのせるとちょっとしたおやつにもなりますね。ホームパーティーのおつまみにも最適です。

なお、振っているうちに温度が上がってしまうとなかなか固まってくれません。7~8分ぐらい振っているのにいまいち固まってくれない……という場合は、温度が原因の可能性が高いので、袋に入れた氷などでペットボトルを冷やしてみてください。

作り方自体はとても簡単なので、子どもと一緒に作ってもおもしろいですよ!

執筆:Yume
フリーライター。緑がいっぱいの東京下町でのんびり暮らしています。カメラ片手の街歩きや旅が趣味兼仕事、と言えるようになりたい。

本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。