JR西日本はこのほど、城端線・氷見線に導入する新たな観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称「べるもんた」)を公開した。北陸デスティネーションキャンペーンに合わせ、10月10日から運転を開始する。

「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称「べるもんた」)外観・内装

同列車は「走るギャラリー」をコンセプトに、城端線・氷見線の山と海が織り成す変化に富んだ景色を1枚の絵画のように演出することを意図したという。正式名称の「ベル・モンターニュ・エ・メール」は、フランス語で「美しい山と海」を意味する。ロゴマークも、窓枠を表すゴールドの枠から山と海が見える様子を表現したデザインに。キハ40形気動車1両を改造し、土日を中心に全車指定席の快速列車として運転する(平日は他の普通列車と同様に運用)。

車内には、富山県南砺市の伝統工芸品である井波彫刻8点を展示。一部列車では、富山湾の地魚と富山県産米を使った「富山湾鮨」を寿司職人が車内で握って提供するという。その他、城端線・氷見線沿線の造り酒屋で醸した地酒と沿線4市のおつまみのセットが車内販売される。

運行期間は2015年10月10日から2016年2月28日までの土日(1月2・3日は運休)。土曜日は新高岡・高岡～氷見間を1日2往復、日曜日は城端線高岡～城端間を同じく1日2往復運転する。2016年3月以降の運転ダイヤは別途告知されるとのこと。