東京証券取引所は10日、日本郵政グループ3社(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)の上場を承認したと発表した。上場予定日はいずれも2015年11月4日。
10月に売り出し価格決定
売り出し株はいずれも普通株式となり、日本郵政の総売り出し株式数は4億9,500万株(国内3億9,600万株、海外9,900万株)、ゆうちょ銀行は4億1,244万2,300株(国内3億2,995万3,800株、海外8,248万8,500株)、かんぽ生命保険は6,600万株(国内5,280万株、海外1,320万株)となる。
日本郵政のブックビルディング期間は2015年10月8日~23日で、売り出し価格の決定日は10月26日、申込期間は10月27日~30日。かんぽ生命保険とゆうちょ銀行のブックビルディング期間は10月8日~16日で、売り出し価格の決定日は10月19日、申込期間は10月20日~23日。
日本郵政は、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の売却手取り金については日本郵政普通株式の取得資金に充て、2015年11月5日~2016年3月31日の期間に、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引方法により自己株式の買付けの委託を行う。また、委託を行った場合には、財務大臣は政府が保有する日本郵政普通株式につき、同社が行う自己株式の買付数量と同数の売付注文を行う意向という。