issue+designは、「はたらく女性のしあわせ」に関する調査結果を発表した。調査期間は2月6日~13日、対象は10大経済圏に在住する20歳~44歳までの有職女性。有効サンプルは1万件。

「個人のしあわせ」にもっとも強い相関があるのは「仕事の充実」

同調査は、寝る、食べる、遊ぶ、住まい、働くなど個人として感じるしあわせの「生活幸福度」、個人が仕事でどれだけ充実しているかを測る「仕事充実度」の2つの指標に基づいて実施した。

個人のしあわせ「生活幸福度」を見ると、食生活や住環境、仕事、余暇・遊びといった「生活項目」のうち、「個人のしあわせ」にもっとも強い相関がみられたのが「仕事の充実」だった。次いで「食生活」「余暇・遊び」と続く。

「生活幸福度」を未婚・既婚・子どもあり・子どもなしの層別ランキングで見ると、未婚・既婚・子どもなしの1位は総合ランキングと変わらず「仕事」であったが、子どもありの1位は「食生活」だった。

「個人のしあわせ「生活幸福度」層別ランキング

やりがいのある仕事が「仕事充実度」に大きく貢献

快適なオフィス環境や、適切な昇進・昇給、直属の上司の多様なはたらき方への理解といった「組織環境要因」のうち、働く女性の「仕事充実度」にもっとも強い相関がみられたのは「やりがいのある仕事」だった。2位は「快適なオフィス環境」、3位は「多様な働き方を認める組織風土」となっている。

「仕事充実度」層別ランキング(組織環境要因)

未婚・既婚・子どもあり・子どもなしの層別ランキングで見ても、1位は総合ランキングと変わらず「やりがいのある仕事」だった。2位には既婚・子どもありの場合「直属上司の多様な働き方への理解」が入っている。

子どもの数の想定と理想のギャップについて調査すると、半数は理想とする子どもの数を達成できていないことがわかった。子どもを生み控える2大理由は「経済的な理由」と「体力・年齢的な理由」で、20代~30代前半では「経済的な理由」、30代後半から40代では「体力・年齢的な理由」が多くなっている。

理想の数を達成できない理由