えちぜん鉄道はこのほど、福井駅付近連続立体交差事業の進捗にともなう一部駅の移転と新駅設置、ダイヤ改正について発表した。いずれも9月27日に実施される。
駅移転の対象となるのは福井駅・新福井駅・福井口駅の3駅。高架橋完成までの間、福井~福井口間で北陸新幹線用の高架橋を使用した仮線営業運転を行うことから、福井駅・新福井駅は現駅の西側となる新幹線高架上に移転。福井口駅は現駅の南側であるJR在来線高架下に移転する。
仮線での営業運転開始に合わせ、三国芦原線福井口~西別院間に新駅「まつもと町屋」が開業。高床ホーム式、行き違い設備を持たない無人駅で、三国芦原線の全列車(72本)が停車する。同時に勝山永平寺線福井口~越前開発間の複線区間の単線化を実施。これにともない、越前開発駅は下り線路を撤去して単線駅となり、上下ともに同じ乗り場となる。
これらの変更を受け、勝山永平寺線と三国芦原線でダイヤ改正を実施。福井駅発下り列車の発車時刻が1~5分の範囲で変わるほか、三国芦原線上り列車の福井駅到着時刻が1~3分程度延びることに。その他の変更を含む最終的な改正運転時刻は、9月初旬にえちぜん鉄道ウェブサイトに掲載されるとのこと。