オンライン総合旅行会社・エクスペディアの日本語サイトであるエクスペディア・ジャパンはこのほど、アジア各国における「観光コスパ」ランキングを発表した。
同社によると、「観光コスパ」とは、「観光に要するコスト(費用)を対比させた度合い」を指すという。
最も観光コスパの高い都市は、マレーシアのクアラルンプールとなった。5つ星ホテル宿泊を含めた1日の総合観光費用は1万5,904円で、日本の4分の1の価格で滞在できることが判明した。2位はタイ・バンコクの1万7,715円、3位はベトナム・ハノイの2万1,002円となった。
また、日本の沖縄では、東京の約65%の価格で滞在できることが分かった。ホテルの宿泊費はシンガポールよりわずかに高いものの、シンガポールでは食費とビール代が高いため、同ランキングでは逆転する結果となっている。
次に、宿泊費を除いた1日あたりの観光費で見たところ、ベトナムのハノイが日本の5分の1にあたる991円で最安値となった。2位はインドネシア・バリ島の1,106円、3位はフィリピン・セブ島の1,322円だった。
5つ星ホテルの宿泊費を比較したランキングでは、クアラルンプールが1室あたり1泊1万3,988円で最も安かった。2位はバンコク・タイ(1万6,352円)、3位はベトナム・ハノイ(2万11円)で、いずれも東京の3つ星ホテルと変わらない価格となっている。
また、各国でかかる交通費を見ると、フィリピン・セブ島では21円で電車に、ベトナム・ハノイでは56円でタクシーに乗れることが分かった。食事代については、タイ・バンコクが1食176円と最も安かった。ビールの料金はベトナム・ハノイが最安値で、東京の3分の1の価格だった。