じゃらんリサーチセンターはこのほど、2014年度(2014年4月~2015年3月)における国内宿泊旅行の実態についてまとめた「じゃらん宿泊旅行調査2015」を発表した。調査期間は2015年4月1日~21日。
まず、2014年に宿泊旅行をした人の割合は前年度比0.6pt減の56.9%、年間平均旅行回数は前年度比0.05回減少の2.79回となり、宿泊旅行者数は前年度比3.1%減の1億5,110万人となった。男女・年代別で見ると、20歳~34歳男性では前年度比1.1%増加しているものの、それ以外の性・年代では減少している。1回あたりの宿泊数は1.68泊で、延べ宿泊数は、2億5,397万人泊となった。
1回あたりの平均旅行費用は4万9,200円で、前年より2,400円の増加となった。個人旅行における内訳で見ると、交通費が+1,100円、宿泊費が+900円、現地小遣いが+500円と支出額がいずれも増加している。旅行手配に関しては、個人旅行比率が88.9%だった。
宿泊旅行の同行者については、「夫婦二人での旅行」が24.5%で最も多い結果となった。一方で、「一人旅」については10年連続で増加している。男女・年代別で見ると、「一人旅」は男性の方が高く、特に20歳~34歳男性は26.9%だった。
続いて、延べ宿泊旅行者数(出張・帰省・修学旅行は除く)の多い都道府県について調査したところ、前年と比較すると2位の北海道、7位の京都府、9位の福岡県、10位の沖縄県で延べ宿泊旅行者数が増加した。延べ宿泊旅行者数の増加率1位は、舞鶴若狭自動車道の全線開通などがあった福井県だった。