自然科学観察研究会は8月12日、いまどきの小学生の「夏休みの自由研究」事情や「自然との触れ合い」についてのアンケート調査結果を発表した。調査は7月28日~31日、小学生の子どもを持つ母親600人を対象にインターネット上で行われた。

「2015年・夏休み、小学生が取り組む予定の『自由研究』」

「夏休みの宿題として『自由研究』は出されましたか?」と聞いたところ、「提出必須の宿題」「選択の一つとして宿題になっている」との回答がそれぞれ全体の3分の1ずつ占めていた。具体的にどのような自由研究に取り組む予定なのか聞くと、「植物観察」(11.9%)が最も多く、「昆虫観察」(6.6%)、「天体観測」(4.9%)、「生物観察(昆虫以外)」(4.9%)が続いていた。

2位の昆虫観察に関し、「あなたのお子さんは『昆虫』を触ることができますか?」という質問では、「触ることができる」と回答したのが51.7%。また、「あなたご自身は『昆虫』が好きですか?」と質問したところ、「苦手」と回答したのは67.8%だった。

「現在の小学生が『昆虫』に触れるか・触れないか」

「母親の『昆虫』への興味」

「子どもが、自然と触れ合うことについてどう思いますか?」と質問すると、「大切だと思い、実際にそういう機会を多くつくっている」(40.5%)、「大切だと思うが、そういう機会がない/つくれていない」(55.2%)、「あまり大切だと思わない」(4.3%)という結果になった。

「子どもと『自然の触れ合い』について、母親の考え」