三井製糖は9月1日、東京駅一番街「TOKYO Me+(トウキョウミタス)」内「トウキョウ ラトリエ・ドゥ・シュクル」において、体内で糖質がゆっくり吸収される「スローカロリースイーツ」9種類を販売開始する。

「肉球マドレーヌ」(320円/税込)

同商品は、東京・北小岩のケーキ店「ラトリエ・ドゥ・シュクル」のオーナーパティシエ・白岩操雄氏の協力のもと誕生した。同店では、保存料を一切使わないパウンドケーキや焼き菓子、ネコの肉球をかたどった「肉球マドレーヌ」などを提供している。

白岩氏は「安心・安全でしかもおいしいお菓子」をコンセプトにお菓子作りを進めるなかで、蜂蜜中に含まれる天然の糖質「パラチノース」に興味を持ったという。パラチノースは、「体内でゆっくりと吸収する食べ物のエネルギー」を指す「スローカロリー」の代表的なもので、小腸での分解速度が砂糖に比べて約5倍遅く、ゆっくりと消化吸収される。

スローカロリーは糖質がゆっくり吸収されるため、急激な血糖上昇を防ぐほか、過激な脂肪蓄積を抑えることができる。パラチノースは砂糖に似た甘味特性や、きれいな焼き色を付けられる加工特性もあり、さまざまな食品・菓子などの商品開発に適した甘味料として利用されている。

今回、発売する「スローカロリースイーツ」の9種類にも、パラチノースを使用した。フレッシュバターで作った「肉球マドレーヌ」は320円、焼き菓子と相性の良い醗酵バターを使った「フィナンシェ」は220円、木の実をたっぷり飾られたダコワーズ「木の実のダコワーズ」は220円となっている。

パウンドケーキは、「ケークオランジェ」(ホール2,700円)、「ケークフリュイ」(ホール2,800円)、「ケークショコラ」(ホール2,800円)、「ケークフィグ」(ホール2,800円)、「ほうれん草とたまり醤油のパウンドケーキ」(1,000円)を用意。オランジェ・ショコラ・フィグの3種のケーキの「パウンドケーキ3本セット」(2,950円)も販売する。

「木の実のダコワーズ」(220円/税込)

「パウンドケーキ3本セット」(2,950円/税込)

※価格はすべて税込