JR東日本の臨時快速列車「ナイトビュー姨捨」がこのほど、夜景観光コンベンション・ビューローによる「日本夜景遺産」に選ばれた。
「日本夜景遺産」とは、日本各地に埋もれている美しい夜景を再発見、または発掘して紹介し、観光資源としての夜景の存在をアピールする活動。夜間景観要素により、自然夜景遺産、施設型夜景遺産、ライトアップ夜景遺産、歴史文化夜景遺産の4つに分類されている。「ナイトビュー姨捨」はこのうち、「施設型夜景遺産」の認定を受けた。
なお、姨捨駅と姨捨サービスエリアはすでに自然夜景遺産として認定を受けており、施設型夜景と自然夜景の2つの組み合わせが同一地域で認定されるのは今回が初めて。列車の認定は全国2例目となる。
「ナイトビュー姨捨」は、日本三大車窓に選ばれた姨捨駅からの夜景景観を楽しんでもらうため、長野~篠ノ井~姨捨間(信越本線・篠ノ井線経由)で運行する臨時快速列車。「リゾートビューふるさと」車両(HB-E300系2両編成)で運行され、姨捨駅での停車時間には、地元の人々によるホームでの夜景案内、民話の語り、味噌汁のふるまいなどを楽しむことができる。