「腹黒い」女子の特徴とは?

オウチーノ総研はこのほど、「『性格』に関するアンケート調査」を実施し結果を発表した。調査は7月8日～10日、首都圏在住の20～39歳の女性694名を対象にインターネットで行われた。

20～30代女性の3人に1人が「腹黒女子」

「自分自身を『腹黒い』と思いますか? また、他人から『腹黒い』と言われたことはありますか?」と質問したところ、最も多かったのは、自他ともに腹黒いとは思わない「腹白女子(65.2%)」だった。

「自他共に認める『腹黒女子』(8.9%)」や、自分は腹黒いと思うが、他人からそう言われたことはない「隠れ『腹黒女子』(24.2%)」、また、自分では腹黒いと思わないが他人からはそう言われる「無自覚『腹黒女子』(1.7%)」と回答した人を合わせると34.8%という結果に。20～30代女性の3人に1人が「腹黒女子」であることがわかった。

なぜ自分が「腹黒い」と思うか尋ねると、「心の中では言葉に出した事と全く逆の事を思っている時がよくある」(28歳／既婚)や「平気な顔をして嘘が言える」(36歳／既婚)など、本心を隠しているという理由が最多となり、次いで、「メリットデメリットを考えて動いたり、喜ばれるだろうと分かって発言したりする」(25歳／未婚)、「他人よりも自己の利益を優先する」(23歳／既婚)といった損得で物事を考えるという人が目立った。

ほかには、「相手によって対応を変えてしまう」(29歳／既婚)や「メリハリをつけて表裏がないように振る舞っている」(33歳／既婚)といった理由や、「自分の思い通りになるよう誘導する」(26歳／未婚)や「アイデアを出して他人に実行させているから」(39歳／既婚)など、裏で他人を操っているという理由が挙がった。

腹黒が原因で、友人関係や恋愛にトラブル発生!?

次に、「腹黒女子」を対象に「あなたの『腹黒』が原因で、友人関係や恋愛に支障をきたしたことや、逆にうまくいったことはありますか?」と質問した結果、友人関係に「支障をきたしたことがある」人は18.2%、「うまくいったことがある」人は13.6%だった。

どのような支障をきたしたか尋ねると、最も多かったのは「疎遠になった」で、「面倒なことになり、縁を切った」(31歳/既婚)や「敬遠されることが多い」(29歳/既婚)などが挙がった。ほかには「悪口を聞かれていた」(29歳/未婚)や「親切を素直に受け入れられず、相手のことも裏があるのではないかと疑ってしまう」(39歳/既婚)といった声が寄せられた。

反対にうまくいったことでは、「波風を立てない」という声が最も多く、「空気を読み行動するので、雰囲気をよくしている場合が多い」(24歳/未婚)や「上司や先輩などにいつもかわいがってもらえる」(25歳/未婚)とのこと。次いで「誰とでも楽しく話せる」(35歳/未婚)や「仲の悪い人同士のつなぎ役になれる」(39歳/既婚)など、友だちが増えたという声が多く聞かれた。

一方、恋愛に「支障をきたしたことがある」人は18.2%、「うまくいったことがある」人は10.7%と、こちらも「支障をきたしたことがある」と回答した人の方が多い結果となった。どのような支障をきたしたか聞いたところ、「浮気がばれた」という声が最も多く、「二股をかけたのがばれて、別れることになった」(23歳/既婚)や「刺されそうになった」(27歳/既婚)という人も。

また、「初めは相手の前で自分を飾っているが、長続きしない」(36歳/既婚)や「裏を読みすぎて素直さや純粋さがないと判断される」(33歳/未婚)といった回答が並んだ。逆に、うまくいったことでは「先約をうまく断り、急きょ今の旦那との初デートをした」(29歳/既婚)や「わざと嘘の弱みを見せ、優しくしてもらう」(39歳/既婚)など、嘘を活用できるという声が目立った。

周りに腹黒い女性がいる人、29.9%

最後に、「あなたの周りには『腹黒い』と思う女性はいますか?」という質問を実施。結果、「たくさんいる(9.7%)」や「何人かいる(20.2%)」と回答した人は29.9%となった。なぜその人のことを「腹黒い」と思うのか尋ねたところ、人によって態度が変わる女性が多いようで、「男性には猫なで声なのに、女性に対しては喜怒哀楽が激しく常に膨れっ面だから」(38歳/未婚)や「相手の立場や自分の立ち位置をよく理解し都合よく振る舞うから」(39歳/未婚)といった意見が多数挙がった。

次いで「自分の意見を言わず、陰でコソコソ言っているので腹黒いと思う」(39歳/既婚)や「表面的には取り繕っていても、結局自分のためと思われる行動が多いから」(38歳/既婚)など、表裏が激しいとの声。そのほか、「自分の利益しか考えていないから」や「陰口が多いから」といった理由などが挙がった。

また、「『腹黒女子』の被害にあったことはありますか?」と聞いたところ、14.7%が「ある」と回答。具体的には、「裏で陰口を言われていて、いつの間にかはぶられるようになっていた」(21歳/未婚)や「味方のふりをして秘密をばらされていた」(23歳/未婚)など、友人関係の被害が最も多かった。次いで恋愛の被害が多く、「恋愛相談をしていた友人が、自分のことを応援してくれていたのに突然彼に告白した」(36歳/既婚)や「意中の彼をゲットする算段がついたら、滑り止めの彼を私に押し付けてきた」(39歳/既婚)とのこと。

ほかには、「話し合いで仕事を分けたにも関わらず、陰では勝手に私の仕事を奪っていた」(37歳/既婚)や「ミスの巻き添えにされ、私が一番悪いように仕向けられた」(39歳/未婚)など、仕事に関する被害も報告された。