2015年6月15日に発売開始された、イケアの新キッチンブランド「METOD/メトード」。20年ぶりのキッチンシリーズ完全リニューアルとあって、国内の各店ではシステム発表に合わせ、大規模なキッチンエリアの改修が行われた。

大規模なキッチンエリアの改修を実施したイケア

なんと今回私達は、新しいキッチンエリアづくりの真っ只中であったIKEA港北に潜入! キッチンエリアのプロデュースを行ったインテリアデザイナー柳下美佐子さんに、お話を伺うことができた。このレポートでは、新ブランドMETODの特徴やIKEA港北のキッチン展示を紹介する。

新しく生まれ変わったキッチン METOD/メトードとは?

これまでも、大人気だったイケアのキッチン。けれど、日本の住居には、大きくてサイズが合わない、使いこなせないという声もチラホラあったそう。そこで、登場したのが新キッチンシリーズ「METOD/メトード」だ。

新キッチンシリーズ「METOD/メトード」

シリーズの最大の特徴は、思いのままに自由に組み合わせられること。小さいものでは、日本のキッチンにもハマるような15cm幅のボックス型収納棚があり、狭いスペースや階段の下のデットスペースも有効活用できる。自分の好みをたっぷりつめこんだ、こだわりのキッチンを作ることが可能だ。

さらに、カントリー調や北欧調、モダン調などデザインの種類が豊富なのもMETODの特徴。リビングやダイニングとキッチンのテイストを合わせた、お部屋のトータルコーディネートが可能になっている。

キッチン丸ごと展示でアイテムの取り入れ方を紹介

イケアでは、商品を組み合わせて部屋をまるっと再現した展示を行っている。展示エリアは、大きなデザインの方向と家族構成やどんなライフスタイルを送っているのかまで細かくコンセプトが決められているんだとか。

キッチンエリアも同様で、どのようにアイテムを活用したら良いか、というアイディアが至る所に散りばめられている。METODも展示に使われているので、どうやって組み合わせたらいいかわからない! と思った人も安心だ。

小物使いのアイディアも豊富

オープンに向け、リニューアル真っ只中の新キッチンエリアへ

私達がお邪魔した時期は、コンセプトや図面を見ながら、荷物を運びいれたり、配置したりと、キッチンエリアのリニューアルが進められている真っ只中。普段見ているイケアとは、かなり違った印象だ。

リニューアルの真っ最中!

柳下さんによると、展示づくりはしっかり図面を作って行うが、一筋縄ではいかないのだとか。実際にテーブルやソファーを置いてみたら思っていたよりも圧迫感が強く、別のものに変更せざるをえなかった、なんてこともあるそう。ひとつのブースは、約1週間でプランニングし、さらに約1週間で作り上げてしまうとのこと。そのスピードにも驚きだ。

配置などを相談するスタッフさん

また、お皿や小物なども、このお部屋の設定にはこのシリーズと決めているため、細部までインテリアに統一感が出ている。実際に誰かが住んでいるようなストーリーが感じられ、普段の自分の生活にも生かせそうだ。