前のページで紹介したように、METODは北欧風・カントリー調・モダンなど、好みのスタイルにカスタマイズできるのが特徴だ。ここからは、IKEA港北の展示のなかから、参考にしたくなるキッチンをスタイル別に紹介しよう。

ママと子供が仲良くお料理を楽しめるキッチン

8畳のこの部屋は、シングルマザーで6歳の子供1人がいる家庭という設定。食べたり、飲んだりすることを子どもと一緒できる導線が意識された作りだ。

キッチンの下の大きな収納は、開けると2段にできるアイテムが後付可能。整理整頓しやすく、空間をムダにすることなく使いきれそうなお部屋だ。丸みのあるテーブルやステップなどを配していることで、子どもの動きに配慮した、思いやりにあふれたキッチンであることがわかる。

ママと子供が仲良くお料理を楽しめるキッチン

手作り大好き! な家族が住むアットホームなキッチン

11畳のこの部屋は、3歳と5歳の子どもがいる4人家族の設定。食育やゴミの分別などに力を入れ、屋外に分別タイプのゴミやガーデニングスペースを設けている。

お母さんは多分、ジャムやラベルを一から作ったり、子どもの服まで自分で作るようなタイプ。お父さんも、休日に手作りで棚を作ったりするなど、笑顔にあふれた温かい家庭のイメージが伝わってくる。原色の赤をほどよく取り入れ、ポップになりすぎないインテリアは、日本のキッチンにも手軽に取り入れやすそう!

手作り大好き! な家族が住むアットホームなキッチン

食品ストックから処理までスムーズに行えるキッチン

5畳のこの部屋では、1人暮らしでも、食品をうまく整理収納して、ストレスなく使いきる、快適で都会的な暮らしを提案している。キッチンはあえてミニシンクにすることで、限られたスペースでも調理・作業スペースを多くとれるように工夫。キッチン下には、ゴミの分別が一カ所で出来るようにすることで、食材のストックから後処理まで、スムーズに行える快適空間になっている。

今、食品をストックするためのパントリーを設けたキッチンが人気を集めているが、狭い我が家では無理と思っていた人も、多いのでは? 必要なものを必要なだけ買ってきちんと収納して使いきるというライフスタイルは、小さなシンクや狭い隙間を活用できる収納などを有するMETODが実現してくれる。

食品ストックから処理までスムーズに行えるキッチン

主役級のインパクトがある広々としたアイランドキッチン

22畳の広さを誇るこちらは、新キッチンエリアのメインにふさわしいお部屋。3~4歳の子ども1人と夫婦2人の設定で、お部屋の雰囲気に合わせた、白い北欧風のデザインキッチンだ。

食育を基本にした子育てをしていて、バルコニーやキッチンでハーブを育て、それを取り入れて料理したり、バルコニーから取り込んだハーブをそのままかけられるシェルフなども配置。また、アイランドのキッチンは、片側がオープンな作りで、子どもがお手伝いしやすくなっている。

主役級のインパクトがある広々としたアイランドキッチン

柳下さんによると、こちらのお部屋は、住人の年収が標準よりもやや高めの設定なんだそう。上記の通り、食育や自家栽培にこだわるといったライフスタイルを設定するなど、展示ブースをひとつ作るにしても、かなり綿密な人物設定がされている。

実は、今回参加したメンバーの中で一番人気だったのが、このお部屋。広々とした空間だから叶うアイランドキッチンは、いつの時代も女子の憧れだ。

リビング・ダイニング側

終わりに…

そこに置くソファーやお皿などに至るまで、ひとつのデザインイメージでまとめられているキッチン展示。イケアへ足を運んだ時には、「このお部屋はどんな設定で作られたお部屋かな?」なんて考えながら歩いてみるのも楽しそう。

METODでは好みや部屋のスタイルに合わせてデザイン選ぶことができるので、キッチンを家具のようにお部屋を作り出すインテリアの1つと考えて選んでみるのもいいかもしれない。