富士重工業は30日、スバル「WRX S4」「WRX STI」に改良を施して発売した。両車種において、車両周辺状況の検知を可能とし、より安心・快適なドライブをサポートする「アドバンスドセイフティパッケージ」をメーカー装着オプションとして展開する。
「アドバンスドセイフティパッケージ」は、走行時の後側方検知や後退時の左右後方検知を行う「スバルリヤビークルディテクション」、左前方の死角を確認可能とする「サイドビューモニター」、前方の車両を検知してヘッドランプのハイビーム / ロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」、アイサイトの作動状況をフロントウインドウに表示する「アイサイトアシストモニター」(WRX S4に採用)といった先進安全装備をセットで展開。さらなる総合安全性能の強化が図られている。
「WRX S4」では、フロントウインドウの遮音中間膜追加やボディへの吸音材追加などの振動・騒音対策を強化。高速クルージング時の風切音やロードノイズを低減し、静粛性の向上を図った。「2.0GT EyeSight」では、サスペンションにフリクションを最適化した新ダンパーを採用し、路面の凸凹を乗り越えた際の振動を抑えて乗り心地を向上させた。
その他、センターコンソールに設けられたUSB電源の出力を従来の1Aから2Aに強化、ボディカラーを変更し、「ピュアレッド」を新展開するなどの変更も加えられている。「WRX S4 2.0GT-S EyeSight」には、「245/40R18ハイパフォーマンスタイヤ」と、電動チルト&スライド式採用のサンルーフをメーカー装着オプションとして設定した。
価格は、「WRX S4」が334万8,000~356万4,000円、「WRX STI」が379万800~411万4,800円となっている(価格はすべて税込)。