出身の都道府県を誇らしげに語る人もいれば、そうでない人もいる。今回はマイナビニュース会員400名に、「出身者がその出身であることに誇りを持っていなそうな都道府県」を聞いてみた。
Q.出身者がその出身であることに誇りを持っていなそうな都道府県を選んでください
1位 東京都 15.2%
2位 埼玉県 14.5%
3位 茨城県 7.0%
3位 鳥取県 7.0%
5位 島根県 6.5%
Q.その理由を教えてください
■東京都
・「あまり何も思っていなそうだから」(33歳女性 / 神奈川県出身 / アパレル・繊維販売職・サービス系)
・「東京は便利だけど、誇りって感じではないと思うから」(44歳男性 / 東京都出身 / 情報・IT / 技術職)
・「地場意識が希薄な気がするので」(30歳男性 / 東京都出身 / 情報・IT / クリエイティブ職)
・「意外に東京が好きじゃない人が多い。東京在住の友達も住むなら地方がいいと話していた」(24歳女性 / 広島県出身 / 食品・飲料 / 専門職)
・「ふるさとが欲しいとよく言っている気がするが、東京はふるさとに思ってないようだから」(24歳男性 / 愛媛県出身 / 学校・教育関連 / その他)
・「下町育ちとかでない限り思い入れがなさそう」(30歳女性 / 神奈川県出身 / 通信 / 事務系専門職)
・「よそから来た人が多いので。ここで生まれても親がよその人のことが多い」(33歳女性 / 東京都出身 / 金融・証券 / 専門職)
■埼玉県
・「東京へのあこがれが強すぎそう」(30歳女性 / 神奈川県出身 / 機械・精密機器 / 事務系専門職)
・「郷土愛が薄そう。東京人でありたいひとばかり」(50歳以上男性 / 広島県出身 / 情報・IT / 技術職)
・「知り合いの埼玉県出身がやたら埼玉をけなしていた。ただ、ツンデレなだけかもしれないけど」(30歳男性 / 神奈川県出身 / 人材派遣・人材紹介 / その他)
・「事あるごとにネタにされているから」(32歳女性 / 愛媛県出身 / 情報・IT / 技術職)
・「埼玉出身の友人が『ださいたまだからあまり言いたくない』と出身地を言いたがらなかったから」(27歳男性 / 宮城県出身 / 情報・IT / 技術職)
・「これといったものが何もないので」(32歳男性 / 埼玉県出身 / 機械・精密機器 / 技術職)
・「いいところを聞いても、東京に近いとしか言わない」(31歳女性 / 埼玉県出身 / 機械・精密機器 / 事務系専門職)
■茨城県
・「なまっているイメージや他県からの認知度が低いような気がするから」(34歳女性 / 神奈川県出身 / 医療・福祉 / 秘書・アシスタント職)
・「東京に出たがるから」(32歳女性 / 東京都出身 / 食品・飲料 / 事務系専門職)
・「何もないから」(36歳女性 / 三重県出身 / 医療・福祉 / 専門職)
・「特徴に欠け栃木と争っていることが多いから」(36歳女性 / 愛知県出身 / ソフトウェア / 技術職)
・「取り立てて取り柄がなさそうだから」(50歳以上男性 / 栃木県出身 / ソフトウェア / 技術職)
■鳥取県
・「学生などは近県に就職や進学するから」(31歳男性 / 福岡県出身 / マスコミ・広告 / クリエイティブ職)
・「田舎を猛アピール、よく島根と間違えられる(テレビのテロップ)。ここにも昔住んでいたが、友人はみな県外に出たがっていた」(23歳女性 / 神奈川県出身 / 団体・公益法人・官公庁 / 事務系専門職)
・「鳥取砂丘以外に何もない、と控えめにしていそうだから」(33歳女性 / 愛知県出身 / 学校・教育関連 / 事務系専門職)
・「砂丘以外これといって話題になるスポットがないから」(43歳男性 / 東京都出身 / 機械・精密機器 / 技術職)
・「県に何もない所をアピールしているので、誇りも持っていなさそうです」(32歳女性 / 広島県出身 / ソフトウェア / 事務系専門職)
■島根県
・「県のPRも自虐ネタだから、あまり誇らしくは思ってなさそう」(25歳女性 / 愛知県出身 / 医療・福祉 / 専門職)
・「場所すら認知されていないから」(48歳男性 / 新潟県出身 / 情報・IT / 技術職)
・「マイナーなイメージ」(22歳男性 / 千葉県出身 / 情報・IT / 技術職)
・「しじみくらいしか有名なものがなさそうだから」(23歳女性 / 北海道出身 / 印刷・紙パルプ / 事務系専門職)
・「『どこ? 』って言われそうなので」(28歳女性 / 奈良県出身 / 医療・福祉 / 事務系専門職)
■総評
2位以下の「埼玉県」「茨城県」「鳥取県」「島根県」をおさえ、「出身者が誇りを持っていなそうな都道府県」1位となったのは「東京都」(15.2%)。理由として挙げられたコメントを見てみよう。
まず目立ったのは、「よそから来た人が多いので。ここで生まれても親がよその人のことが多い」などの意見。先祖代々東京都、という人は確かに少なそうだ。また、「下町育ちとかでない限り思い入れがなさそう」「意外に東京が好きじゃない人が多い」「地場意識が希薄な気がするので」など、そもそも思い入れを持ちづらい土地や都民性である、といった意見も見られた。
2位は「埼玉県」(14.5%)で、「東京へのあこがれが強すぎそう」「いいところを聞いても、東京に近いとしか言わない」といった東京都への意識や、「知り合いの埼玉県出身がやたら埼玉をけなしていた」「郷土愛が薄そう」など出身県への愛着の薄さが指摘されていた。
3位にランクインしたのは「茨城県」と「鳥取県」(共に7.0%)で、「茨城県」には「何もないから」「なまっているイメージや他県からの認知度が低いような気がするから」などのコメントが集まった。「鳥取県」では、「砂丘以外これといって話題になるスポットがないから」など砂丘に触れる人もいれば、「田舎を猛アピール」「県に何もない所をアピールしているので」と県のアピールの仕方に言及する人も。
5位の「島根県」(6.5%)には、「県PRも自虐ネタ」「場所すら認知されていない」「『どこ? 』って言われそう」などのコメントが集まった。
しかし、これらのランキングやコメントはあくまでイメージ。外からどう見られていようが、郷土愛はいろいろな形で存在しているのかもしれない。
調査時期: 2015年6月9日~2015年6月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 400名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※画像と本文は関係ありません。当記事で掲載している意見はあくまで個人的なものであり、県民性や地域性には個人差があります