「交際中の彼と結婚したい」という相談を受けることがあります。そう考えているのならば、躊躇せずに結婚をすべきですが、私たちの下へ相談に訪れるというのは何かしら問題を抱えているのでしょう。

中でも多いのが、「彼と結婚して幸せになれますか?」という内容です。幸せになれるのか、不本意な結果に終わるのか、それは彼次第。残念な結果を招かないよう、交際するのさえ時間の無駄になる「無駄男子」の特徴を列挙してみます。

1.仕事が全然続かない男子

スキルアップのため、収入アップための転職は良いことです。しかし、「自分はこの会社に収まる器ではない」など、尊大な理由を付けて転職する、「上司(同僚)に恵まれない」など、人間関係が原因で退職する等々、転職(退職)の理由を外的要因だとする男子は早めに見切りを付けましょう。このような男子と結婚しても、家庭内のいさかいは、いつもあなたのせいにされます。また、転職の度にあなたの経済的負担は大きくなります。

2.何度も浮気を繰り返す男子

「浮気は男の甲斐性」という言葉がありますが、これは詭弁です。浮気は非であって、是ではありません。交際中に浮気を繰り返す彼に対して、「結婚したら落ち着くだろう」と思っているとしたら、それは完全に勘違いです。こういう気質の男子は結婚後にも、ほぼ浮気します。「謝れば許してもらえる」とも思っています。浮気を問い詰めても、「お前が悪い」と平然と返すようなことも多いはず。こんな男子とはきっぱり別れましょう。

3.将来のビジョンが見えない男子

お互いが結婚を意識し始めた頃に、彼が思い描いているビジョンについて聞いてみましょう。いつ頃に結婚したいか、子供は何人欲しいか、どこに住みたいか等々、彼の思う「人生のルートマップ」について聞いてみましょう。漠然とでも将来の自分たちの姿が見えている男子なら大丈夫です。それができない男子、話を毎回はぐらかす男子には要注意。はたまた、聞くと怒りだす男子などは論外です。早めにケリを付ける方が得策です。

私の結婚紹介所の女性会員の中にも、上記のような「無駄男子」と交際を続け、気付いてみれば「婚期を逃してしまった」と訴える方がいます。彼女らはそろって、「もっと早く気付いていれば良かった」と後悔の念を口にします。男性は「お金を掛けた女性に未練を感じる」といい、女性は「時間を掛けた男性に未練を感じる」といいます。

人生は取り返しがつきません。貴重な時間を浪費しないために、「無駄男子」を早めに見極めましょう。

執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)

福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛問題や夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。寄せられる相談件数は年間1万件以上にも上る。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。これらの経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と、出逢いのための社会人サークル「東京アクティビティ」を手掛ける。最近では、後進育成のための「恋愛アナリスト・婚活アナリスト実践養成講座」も主宰している。

坂田陽子の結婚相談所「ブライダルジャパン」