マンダムはこのほど、東京都および大阪府在住の25~49歳の働く男女1,117名(男性567名、女性550名)を対象に実施した、「クールビズシーズンの身だしなみ」に関する意識調査の結果を発表した。調査は5月にインターネットで行われた。
異性への第一印象、男女ともに「フケ・口臭・体臭」がTOP3
調査ではまず、印象に関わるいくつかの項目について「男性への第一印象でどの程度マイナスに影響しますか?」と質問したところ、「フケ(91.2%)」「口臭(89.8%)」「体臭(88.1%)」がTOP3となり、いずれも半数以上の人が「非常にマイナス」と答え、高い嫌悪感を示す結果に。清潔感の有無が第一印象を大きく左右していることがわかった。
続いて、「女性への第一印象」についても同様に質問した結果、TOP3は「口臭(91.0%)」「フケ(90.9%)」「体臭(89.6%)」となり、男性の場合とは違い「口臭」が1位となった。
「非常にマイナス」と答えた人の割合を男女別で比較したところ、ほぼ全ての項目において女性が男性を上回り、女性のほうが第一印象に対して厳しく評価する傾向がうかがえた。また、男性1位の「フケ(男性41.8%、女性75.3%)」では女性のほうが男性よりも33.5%高かったが、女性1位の「口臭(男性45.7%、女性66.2%)」では、その差が20.5%という結果に。相手が女性の場合のほうが男女間での差は少なくなり、男女共に同性にやさしく異性に厳しいことが浮き彫りとなった。
ビジネスシーンで気になるのは「汗とニオイ」
次に、長い時間ある程度の距離間で不特定多数の人と過ごすオフィスで、同僚にどうにかしてほしい身だしなみについて聞いたところ、「体臭(60.4%)」がトップに。次いで「口臭(57.8%)」「フケ(40.2%)」と続いた。
続いて、節電や女性社員の増加でエアコンの設定温度が高めとなっている昨今のビジネスシーンにおいて、クールビズシーズンに気になることについて教えてもらったところ、「汗をかく(65.8%)」や「体臭(56.2%)」が高い割合を示し、この時期に気になることは、服装選びよりも汗やニオイであることがわかった。
実際には臭わないけど「臭そうだからやめてほしいこと」
最後に、ビジネスシーンで「実際には臭わないけどやめてほしいこと」について聞いたところ、「汗染みができている(44.0%)」「汗がボタボタ滴っている(39.2%)」「シャツが汗で透けている(37.5%)」など、汗に関するものが上位を占め、汗= ニオイという感覚が垣間見える結果となった。