トヨタ自動車は17日、SUV「ランドクルーザープラド」に、新開発の2.8リットルクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」を搭載するなどの一部改良を施し、発売した。
今回の一部改良では、新開発の2.8リットルクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」を国内初搭載。次世代高断熱ディーゼル燃焼やコンパクトで高効率なターボチャージャーを併用することで、低回転でも高トルクを発揮できる高い動力性能を備えるとともに、低燃費・低排出ガスを実現。JC08モード走行燃費11.8km/リットルを達成した。
新開発の尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システムなどの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅に低減。排出ガス規制の基準「ポスト新長期規制」に適応したクリーンディーゼル車として、「エコカー減税」の対象となるほか、「CEV補助金」制度を利用した場合、最大約24万円が給付されるという。
2.7リットルガソリン車では、トランスミッションを6速オートマチックに多段化するとともに、エンジンを改良して燃費を向上。従来型で好評のLEDヘッドランプをディーゼル車(TZ-G、TX"Lパッケージ")にも標準装備し、外板色には新色「レッドマイカメタリック」を含む全10色を設定した。
「ランドクルーザープラド」の価格は、2.8リットルクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」搭載車が396万4,582~513万3,927円、2.7リットルガソリンエンジン「2TR-FE」搭載車が334万9,963~395万6,727円(価格はすべて税込)。