博報堂こそだて家族研究所は、0~12歳の子どもをもつ20~40代の既婚男性1,079名を対象に、子育てに関する調査を実施した。調査期間は3月7日~8日。

父親も子育てに積極的に参加することが当たり前だと思いますか?

父親も子育てに積極的に参加することが当たり前だと思うか尋ねたところ、29.9%が「非常に当てはまる」、51.6%が「やや当てはまる」と回答しており、合わせると8割以上が子育てに積極的であることがわかった。また、子育てに積極的な父親は「仕事を通して自分の能力や可能性を広げたい」という回答率も高く、仕事への能力開発意欲も高いようだ。

男性でも仕事と育児の両立は必要だと思うか聞くと、「そう思う」「ややそう思う」が80.0%だった。一方「誰でも努力次第で仕事と育児は両立できると思うか」という問いに対しては「そう思う」「ややそう思う」が45.4%で、半数以下に留まっている。

男性でも仕事と育児の両立は必要だと思うか

男性が仕事と育児を両立するために必要なことを尋ねると、「パパの意識改革」が58.0%で最も高かった。以下、「職場の理解」(53.1%)、「職場の仕組みや制度」(44.9%)と続いている。

男性が仕事と育児を両立するために必要なこと

子育てに対する職場の理解度について聞くと、「入学式や運動会などの行事」「授業参観日」「子供の看病」のために仕事を休むことは、比較的職場の理解が得られやすいという結果が出た。一方、「職場に子供を連れて行く」「子供の送迎のために早退」などは、理解が得づらいと感じていることがわかった。

職場で行いやすいもの、行いにくいもの

自身の仕事と子どものイベントやアクシデントが重なったとき、どちらを優先するか尋ねたところ、優先するという比率が多かったものは「運動会」「入園(学)式や卒業式」「発熱など子供の病気」だった。仕事を優先するという回答が半数を超えたものは「節分などの季節行事」「PTA活動」「ハロウィーン」となっている。