富士サファリパークでは、公式Webページにて「シマハイエナの成長記録」を公開している。

シマハイエナの赤ちゃんの成長記録を公開 ※2014年10月25日撮影

シマハイエナの赤ちゃんの、成長記録を紹介

赤ちゃんは、2014年10月25日に誕生。体長25cm、体重670gだった。ハイエナの赤ちゃんは、ライオンやトラなどの肉食獣に比べて首が長く、背中にはタテガミの様な毛が生えている。生まれてすぐは、飼育係の手のひらにおさまるほどの大きさだった。

ミルクを無心に飲んでいる赤ちゃん ※10月29日撮影

11月1日(生後8日目)。まだ目は見えていないがよく動き、元気いっぱい。ミルクを飲んだ後は、母親が赤ちゃんの体を舐めるように、飼育係が濡れたタオルで体をキレイに拭いてあげたり、お腹をマッサージする。体長30cm、体重930g。

まだ目は見えていない ※11月1日撮影

ぼんやりと見えるようになってきた ※11月12日撮影

11月12日(生後19日目)。目が開いて、周りの様子をうかがっている。目は、ぼんやりと見えるようになってきた。まだ歩くことはできないものの、だんだんと動きが活発になってきた。ミルクは1日3回与え、1回に80ccを一気に飲む。体長35cm、体重1,500g。

11月23日(生後30日目)。ミルクの量は1回で130ccに増え、食欲旺盛。すくすくと成長している。体つきがしっかりし、ヨチヨチ歩きだが部屋の中を移動できるようになった。また、ハイエナの特徴でもある大きな三角形の耳が少し立ってきた。体長45cm、体重2,300g。

大きな三角形の耳が少し立ってきた ※11月23日撮影

日光浴を兼ね、はじめて屋外に ※11月29日撮影

11月29日(生後36日目)。日光浴を兼ね、はじめての屋外。飼育係の心配をよそに怖がる様子もなく、しっかりとした足取りで散歩をした。背中のタテガミや、ピンと立った耳など、生まれた頃に比べると随分シマハイエナらしくなってきている。体長50cm、体重2,800g。

12月5日(生後42日目)。室内での特別展示がスタート。かわいい赤ちゃんを目の前で観覧できるだけでなく、1日1回、12時からは飼育係がミルクを与える様子を紹介している。体長52cm、体重3,200g。

室内での特別展示がスタート ※12月5日撮影

少しずつおとなの顔つきに ※2015年1月8日撮影

2015年1月8日(生後76日目)。生後2カ月を過ぎ、1日3回のミルクに加えて離乳食としてミンチ肉を食べるように。赤ちゃんのころのかわいらしい顔から、少しずつおとなの顔つきに変わってきた。体長60cm、体重5,800g。

1月18日(生後86日目)。開園直前の短い時間だが、屋外の環境に慣らす訓練を開始。屋外に出ると自慢のタテガミを立て、気持ちよさそうに散歩をしたり、日光浴をして過ごしている。室内に戻ると飼育係からミルクをもらい、ご満悦の様子だった。体長61cm、体重6,500g。

屋外に出ると、自慢のタテガミを立てている ※左・1月18日撮影、右・3月5日撮影

2月14日(生後113日目)。まもなく生後4カ月を迎える。まだ飼育係から哺乳瓶でミルクをもらっているが、最近は皿に入れたミルクを飲む練習を始めた。屋外の展示エリアへのデビューが近いため、少しずつ飼育係と過ごす時間を短くし、距離を置くようにしている。体長68cm、体重9,000g。

3月11日(生後138日目)。3月初旬から屋外の展示エリアへ移動。飼育係による人工哺育が終了し、いわゆる「親離れ」の時期を迎えた。まだミルクも少し飲むが、肉が主食となり、生まれた頃に比べると随分とたくましく成長した。体長約70cm、体重約15kg。

肉が主食となり、たくましく成長した ※左・3月11日撮影、右・4月9日撮影