エイチームのグループ会社である引越し侍はこのほど、「都道府県別 引越しの移動距離ランキング」を公開した。同調査は、2014年1月~12月の同社利用者データから、無作為に約16万件を抽出し集計したもの。

九州の各県が上位にランクイン

長距離引越し県上位3位は「沖縄」「青森」「北海道」

移動距離の平均が最も長かったのは「沖縄県」だった。全体平均は513.1kmと、2位の青森県と比べてもずば抜けて長く、さらに単身引越しに限定すると、距離は729.5kmと大幅に伸びていた。また、65%が「県内の引越し」であることもわかった。同社では、離島である沖縄県は県外へ引越す場合にかなりの移動距離になるためとしている。

2位は本州の最北端に位置する「青森県」、3位は日本の最北端に位置する「北海道」で、いずれも全体平均移動距離が300km以上となった。北海道は、沖縄県と同様に本州の都道府県まで距離があるが、同社のデータでは「道内の引越し」が71%にのぼり、「県内の引越し」が38%の青森県に比べ平均移動距離が短くなった。

短距離引越し県上位3位は「埼玉」「群馬」「東京」

首都圏各県の平均引越し距離が短い

移動距離の平均が最も短かったのは、110.5kmの埼玉県で、沖縄県と比べ5分の1ほどの平均距離だった。また首都圏以外でも、4位の岐阜県をはじめ、いわゆる大都市圏やその近隣都道府県の移動距離が短くなった。