働き出すとなかなか確保することができないのが運動する時間。学生時代は趣味でスポーツをやっていたという方も、社会人になるとなかなかできなくなってしまいます。
また、仕事で疲れてしまうと運動する気力がわかないなんてこともあるかもしれません。だからといって運動をしないでいると、体重が増え、体力が落ちてしまいます。
社会人が体力を維持するためには、日々の生活の中に運動などの健康習慣を組み込んでいくことが重要です。そこで今回、マイナビニュースでは、社会人のマイナビニュース会員の男女150名ずつに運動に関するアンケートを行いました。皆様はどのような方法で健康を維持をしているのでしょうか。
半数以上の方が運動不足を実感
最初のアンケートでは仕事を始めてから運動不足を実感したことがあるかを質問。その結果、男女ともに半数以上の方が運動不足を実感していると回答。
・「少し走っただけで息切れをしたとき」(28歳男性/医療・福祉/専門職)
・「階段を上っただけで息切れ」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「一日中デスクの前に座りっぱなしの時など」(28歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「座りっぱなしのことが多いので」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
このように、すぐに息切れを起こしてしまうようになったことや、じっとしている時間が増えたことで運動不足を実感する方が多いようです。営業職など、外回りが多い方はじっとしている時間が少ないかもしれませんが、内勤だと常にデスクに座っているのでどんどん身体が鈍っていくのを感じますね。
次に生活の中で健康的な身体づくりを意識することがあるかを質問。こちらは男女とも3人にひとりの割合で健康を意識しているということでした。
・「親や職場の人間が、病気や老化など、健康の話をしているとき」(34歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「同僚が病気になった話を聞くとき」(29歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「太ったと感じたとき」(27歳女性/電機/営業職)
・「ウエストが苦しくなってきたとき」(30歳男性/その他/事務系専門職)
など、周囲の人が健康に関する不安を口にした時や、体型の変化がきっかけで健康を意識し始める方が多いですね。
確かに、筆者自身も学生時代より社会人となった今のほうが体重が増えている気がします。運動量が減っただけでなく、夕食の時間が遅くなるなど生活が不規則になってしまうことも原因かもしれませんね。
日常に取り入れられる運動とは?
男女を合わせると約7割が運動を日常に取り入れたいということが判明しました。すでに、男性の5人にひとり、女性の10人にひとりは運動を取り入れているようです。
さらに、アンケートの結果、既に運動を取り入れている人のうち男性の2人にひとり、女性の3人にひとりは通勤もしくは業務中に運動を取り入れていることがわかりました。
運動している方のうち7割以上の方が取り入れているのが、「エレベーター、スカレーターではなく階段を利用する」。次に多かったのは「電車の中では座らない」というものでした。どちらも本格的な運動とはいえないかもしれませんが、毎日続けていくことで健康的な身体づくりをする意識が育っていくのかもしれません。
他には、以下の様な運動をしている方がいらっしゃいました。
・「デスクワークの時に腹筋を鍛える」(36歳男性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「走れば間に合いそうな時(電車や信号など)はなるべく走る」(31歳男性/自動車関連/技術職)
・「自転車通勤をしている」(50歳以上男性/その他/販売職・サービス系)
・「昼休みにランニング」(28歳男性/警備・メンテナンス/技術職)
「デスクワークの時に腹筋を鍛える」に関しては方法を詳しく伺いたいところですね。お昼時に皇居ランをしている方々を見かけますが、彼らもお昼休み中なのでしょうか。
無理なく継続できる健康習慣を
今回のアンケートの結果で、約7割の方が日常に運動を取り入れたいということがわかりました。健康な身体を維持するためには、簡単なものでもいいので無理なく継続できる運動を日々の生活に取り入れることが重要です。
現在、運動をなにもしていないという方は、「階段の利用を心がける」「ひと駅分歩く」など、簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。