東急バスとヤマハはこのほど、高齢者や聴覚障がい者、訪日外国人観光客などの利用者に向け、スマートフォンで車内音声アナウンスと同じ内容を届ける実証実験を行うと発表した。
実験には、ヤマハが開発したアプリ「おもてなしガイド」を使用。手持ちのスマートフォンにアプリをダウンロードし、車内アナウンスが流れている最中にアプリを開くと、アナウンスの内容がスマートフォンの言語設定に合わせて表示されるという。訪日外国人観光客の利用も想定していることから、日本語、英語、マレー語、アラビア語、デンマーク語の5カ国語に対応するという。インターネット環境やWi-fiは必要としない。
実証実験は5月15日から9月30日まで、東急バス100%子会社の東急トランセが運行する代官山循環バスで実施。対象者にアンケートを行い、本格的なサービス導入に向けた機能追加や利便性向上を図るとのこと。