エン・ジャパンが運営する「エン転職コンサルタント」では、転職コンサルタント140名を対象に「キャリアの棚卸し」についてアンケート調査を実施した。調査期間は2014年12月1日~12日。
これまでの職歴や実績、スキルなどを振り返る「キャリアの棚卸し」が十分にできている人と、そうでない人のどちらが多いか尋ねたところ、53%が「どちらかというとできていない方が多い」、9%が「十分にできていない方が多い」と回答した。キャリアの棚卸しは転職活動を行う上で、非常に重要かつ基礎となるポイントだが、半分以上が取り組めていないことがわかった。
キャリアの棚卸しを行うことに関するメリットを聞くと、最も多い回答は「自身のキャリアを客観的に見直す」(81%)だった。次いで「応募書類・面接でのアピールポイントを整理」(51%)、「職務経歴書の作成がスムーズに行える」(45%)となっている。
キャリアの棚卸しで必ず押さえておくべきポイントについて聞いたところ、上位3位は「出来るだけ具体的に棚卸しを行う」(49%)、「転職希望理由やキャリアビジョンなどを深く掘り下げて突き詰める」(39%)、「コンサルタントなどを活用し、多角的な視点から棚卸しを行う」(31%)だった。
キャリアの棚卸しが適切にできている人は、どのような点に注力しているか尋ねると、61%が「今までのキャリアの具体的な仕事・職務内容」、48%が「今後のキャリアにおける目標・理想像」、46%が「今までのキャリアで残した実績」と回答した。これまでの「経験の洗い出し」がポイントのようだ。