JR東日本は7日、羽越本線道川~下浜間の鉄道林用地に風力発電設備1基を建設すると発表した。発電規模は約2MW、年間発電量は一般家庭約1,600世帯分に相当する約5,800MWh。今秋に着工し、2016年秋の稼動をめざす。

風力発電設備イメージ

JR東日本による風力発電事業がこれが初めて。設計・施工や当面の維持管理も同社が直接手がける。これとは別に、同社は東北地方を中心に風力発電事業を展開する新会社「JR東日本エネルギー開発」を今月にも設立する予定。資本金は1億5,000万円で、JR東日本が80%、風力発電事業の企画・立案・開発業務に実績のある東京都の企業、地域エネルギー開発が20%を出資するという。

地元企業がパートナー参加できるしくみを構築しながら風力発電の開発を行い、2020年までに秋田県をはじめとする北東北を中心に、発電規模100MW程度の稼働をめざす。「JR東日本エネルギー開発」の本社は東京都港区に置くとしている。