焼き立てパンのにおいが好きだという人は多い。その何とも言えないかぐわしい香りを百貨店内や駅周辺で感じた際は、近くに「VIE DE FRANCE」(ヴィ・ド・フランス)がある可能性が高い。
豊富な総菜パンや菓子パンなどのメニューをそろえ、フランスのカフェをイメージしたというイートインスペースで、ゆっくりとくつろぎながら食事ができる。また、パン以外にサラダのラインアップも充実させていることも、特に女性にとってはうれしいだろう。
ところで、一口にパンと言ってもその種類は実に幅広い。ドーナツや総菜パンの代表的存在・カレーパンなど、油で揚げたものも多いし、たっぷりのクリームを詰め込んだパンもある。となれば、中には私たちが思っている以上にカロリーが高いパンもあるかもしれない。
そこで今回は、「ヴィ・ド・フランス」の各パンを調べ、1商品あたりのカロリーが高いトップ5をまとめてみたので参考にしてみてほしい。なお、各メニューのカロリーは同店の「カロリーや塩分量等についてのお問い合わせ」を参考にしており、2015年3月時点でメニュー情報に記載されているものを対象とした。
1位:「キッシュロレーヌ」(514kcal)
2位:「ミルクブレッド」(502kcal)
3位:「6食ミックスサンド」(478kcal)
4位:「キッシュアスパラシュリンプ」(469kcal)
5位:「チリドッグ」(447kcal)
1位は、サクサクしたパイ生地の上にたっぷりのベーコンやほうれん草、オニオンをトッピングし、ボリューム感もある「キッシュロレーヌ」となった。トップ5の内訳は「菓子パン」が1種類(ミルクブレッド)、「総菜パン」が1種類(チリドッグ)、「クロワッサン・パイ・デニッシュ」が2種類(キッシュロレーヌ、キッシュアスパラシュリンプ)、「サンドイッチ」が1種類(6食ミックスサンド)となっており、「食パン・フランスパン・食事パン」からは一品もランクインしなかった。
日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要によると、身体活動レベルが低い18~29歳の女性の一日の推定エネルギー必要量は1,650kcalとなっている。仮に「キッシュロレーヌ」を主菜と見立て、主食として「シナモンアップルベーグル」(288kcal)を食べた場合、その総摂取カロリーは802kcalとなる。つまり、一日に必要とされるカロリーの半分近くを1食で摂(と)っている計算になるのだ。
「1個じゃちょっと物足りないからもう1個……」と、ついつい他のパンに手を伸ばしたくなる気持ちはわかる。その際は、総摂取カロリーに気をつけながら、時にはパンをサラダに変えてみるなどの選択をしてみてはいかがだろうか。
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