ジェーシービーはこのほど、「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査」の結果を発表した。それによると、平均貯蓄額は現金派よりキャッシュレス派の方が多いことがわかった。

同調査は、2015年2月21~24日にインターネット上で行われ、20歳から69歳の個人1,000人から有効回答を得た。

現在の貯蓄額を聞くと、全体の平均は386万円。金額別では「0円」が18.1%で最も多く、以下、「1万~10万円未満」が11.8%、「100万円台」が11.3%と続いた。

タイプ別に見ると、キャッシュレス派の平均貯蓄額は男性605万円、女性352万円、現金派は男性313万円、女性266万円と、キャッシュレス派の方が多くなった。貯蓄額別に比べると、「0円」と「1万円~100万円未満」では、現金派がキャッシュレス派を約10ポイント上回ったのに対し、「1,000万円以上」では、キャッシュレス派(13.7%)の割合は現金派(6.4%)の2倍以上となった。

現在の貯蓄額の平均

「最近、自分はキャッシュレス化している」と答えた割合は、女性37.4%、男性46.0%。デビットカードの認知率については、「詳細まで知っていた」の30.8%と、「名前を聞いたことがある程度」の54.6%を合計すると85.4%に上った。また、デビットカードの説明をした後に今後(または今後も)使いたいかと聞くと、利用意向率は36.4%となった。