アイドルグループ「さくら学院」の元メンバーで、現在はソロの歌手として活動している武藤彩未が7日、都内で「武藤彩未 もうひとつの卒業式」イベントを開催。実際に通っていた高校の卒業式を終え、その足で本イベントに来たという武藤は、最初で最後だというリアル制服姿でファンの前に登場し、受け取ったばかりの本物の卒業証書を掲げて卒業報告をした。

「武藤彩未 もうひとつの卒業式」イベントを開催した武藤彩未

また、イベントではトークイベントやミニライブを行いファンを楽しませたほか、母親からの手紙には大粒の涙を流し「泣かないつもりだったのに…」と幸せそうな表情を見せ、最後には「絶対にソロアイドルとして一番になります」と力強く宣言した。

イベント後に囲み取材に応じた武藤は、同イベントを振り返り、「一言で言ったら私は本当に幸せ者です」と笑顔を見せ、「たくさんいただいた幸せを、逆にこれから私が皆さんに返していかないといけないなと、改めて実感しました」と気を引き締めた。

また、これからは仕事一本で活動していくそうで「学校に行っていた時間が、自分のやりたいことに集中できるという意味では本当にこれからだなと思っていて、歌の練習もダンスの練習もこれからもっと時間をかけて、もっといいパフォーマンスができるように時間を費やしたいと思っています」と意気込み、「今までが100%だったとしたら、これからは150%で行きたいと思います」と気合を入れた。

さらに、 さくら学院の卒業生で同期の松井愛莉と三吉彩花と共演することが3人の夢だそうで、「2人はモデルとしても頑張っていて、ファッションショーでも大人気な2人なので、私も一緒にファッションショーに出られたら嬉しいです。さらにそこで歌えたら最高ですね」と目を輝かせていた。

卒業にかけて、"自分の中で卒業したい部分"を聞かれた武藤は、「今まで自分のことを『彩未』って呼んでいたんですね。でもお父さんに『大人になっても自分を名前で呼ぶのは恥ずかしいから気を付けなさい』と言われて、今は『私』っていうように気を付けているので、高校卒業を機にきっぱり『私』と呼べるようにしたいと思います」と答えてくれた。

 また、ソロアイドルで一番になると宣言した武藤の憧れは松田聖子だそうで、「永遠のアイドルでずっと歌い続けられているし、老若男女、年代関係なくたくさんの方に愛されていて私の理想像なので、私もそうなれるように頑張りたいですし、松田聖子さんといったら武道館なので、私も武道館を目標に頑張ります」と抱負を語った。