大日本印刷(以下、DNP)は25日、DNPオリジナルタブレット端末を活用した外国人向け多言語案内サービスの提供を開始した。
同サービスは、Web会議方式での通訳オペレーターによる外国人向け多言語案内サービス。具体的には、DNPオリジナルタブレット端末と、5言語に対応する通訳オペレ-ターがいるコールセンターを、インターネットのWeb会議システムを利用して繋ぎ、外国人の問い合わせに対して受付窓口担当者がタブレット端末を操作して、オペレ-ターが画面上で両者の話を通訳しながら対面で案内する。
対応言語は、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5言語で、オプションとして日本語の手話にも対応する。DNPオリジナルタブレット端末は10.1型と8型の2機種を用意するほか、スマートフォンやパソコンなどでも利用できる。また、3者通話機能を利用した電話通訳のみの対応も可能となっている。
価格は、初期導入費用が28万円~、月額利用料が17万円~(1言語対応の場合)。コールセンターは、通常平日9時~18時対応だが、オプションで24時間365日利用できる。
今後は、公共施設、観光施設、金融などへ提供し、2020年度までに累計で20億円の売上を目指すとしている。