モデルの吉川ひなの(35)が、20日に放送された日本テレビ系情報番組『PON!』(平日10:25~11:30)に生出演し、デビューから現在までを振り返った。

現在はハワイに住んでいる吉川ひなの

今月13日に初めての書き下ろしフォトエッセイ『ずっと途中』(主婦と生活社)を出版した吉川。「以前と考えが変わったのでみんなに知ってもらいたい」という思いが込められており、十代の頃に事務所から「私生活のことをあまり話さないように」と言われていたことに触れ、「その癖がずっと抜けなくて」「そういう事務所の方針を破ってみました!」と笑顔で語った。

今年で芸能生活23年目を迎えた吉川は2011年に再婚し、翌年3月に第1子となる女児を出産した。現在はハワイで生活を送っている。芸能界デビューは13歳。番組で1995年当時に飾ったファッション誌の表紙が紹介されると、吉川は「この頃は全然何にも分かってなくて。かっこいいポーズも全然とれなかった頃です」と懐かしそうに語った。

1997年には藤井フミヤプロデュースの「ハート型の涙」で歌手デビュー。「とんでもない歌手デビューをしてしまって」と振り返り、「みんなに迷惑だからやめました」と自虐コメントで笑いを誘いながら、当時の吉川を支えた関係者に向けて「ありがとうございました」と感謝の言葉を送った。

その後、20歳の頃の表紙が紹介されると、「ちょっと、この頃は"お生"だった気がしますね」とコメント。"お生"とは"生意気"のことで、「『いいとも』のレギュラーをやらせていただいちゃったりして、『ちょっと私できるぜ』みたいな」と当時の心境を打ち明け、「恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべた。

「(10代は)仕事ばかりしてきて、20代前半から半ばぐらいは仕事をいかにしないか」という時期を経て、今では子育てに奮闘中の吉川。「すごく楽しいです。こんなにかわいいと思いませんでした」と母親の顔をのぞかせ、子育てを"大変なこと"と捉えずに、夫と共に笑いながら「すごいね! 人間が育つってこんな感じなんだね!」と我が子と向き合っているという。