『マトリックス』の監督ラナ・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー姉弟監督最新作『ジュピター』(3月28日公開)の本予告映像が10日、公開された。

『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟最新作『ジュピター』

『マトリックス』から16年、ウォシャウスキー姉弟が、同作以来初となる完全オリジナル・ストーリーを書き上げた本作は、人類の危機を阻止するため、身分の違う2人が、宇宙最大の王朝を相手に戦う物語。主演は、『ホワイトハウス・ダウン』『GIジョー』のチャニング・テイタムと、『ブラック・スワン』『テッド』のミラ・クニスが務める。

チャニング・テイタムが演じるのは、遺伝子操作によって狼の遺伝子を持って生まれた、遠い星の最下級の戦士、ケイン役。そしてミラ・クニスは、地球で普通に暮らしていたが、ある日何者かに襲われたところをケインに助けられ、自分が宇宙最大の王朝の王族だと知らされるヒロインのジュピター・ジョーンズ役を務める。

全編にわたってアクションシーンが盛り込まれた本作の撮影に臨むため、2人は、7カ月間毎日ハードなトレーニングを敢行。多くのシーンでスタントマンなしという危険な撮影に臨んだ。あるシーンでは、ハーネスを1日15時間も付け、地上24メートルの高さから、時速64キロで地面すれすれまで落下。シカゴの中心部で行われたアクション撮影では、3カ月間のリハーサルを実施したという。そして、200日の製作期間、ほぼアクションの撮影に費やすなど、徹底的にリアルが追及された。

チャニング・テイタムは「僕はSFが大好きなんだ。『スペース・ボール』から『スター・ウォーズ』まで何でもね。そして、ウォシャウスキー監督の映画は僕の人生の大部分を占めているんだ」と監督作品初出演に感激。ミラ・クニスも「監督のSF映画に出られるなんてSFオタクにはたまらない経験」と興奮し、「クレーンから80フィート(約24メートル)の高さからジャンプするのは気持ちがいいか? イエス。またやるか? ノー。でも私はやったわ。一日が終わるまでには、青アザだらけで、ボロボロになっていて、自分の肋骨を感じられないほど」と過酷な撮影を明かした。


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