Q.バレンタイン、「めんどくさい」と思いますか?

女性が好きな男性にチョコレートを渡すバレンタインデー。「義理チョコ」や「友チョコ」はすっかり定番化し、最近では「逆チョコ」なんて流行も生まれ、大きな広がりを見せている。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、バレンタインデーについてどう思うか、正直な気持ちを聞かせてもらった。

Q.バレンタイン、「めんどくさい」と思いますか?

はい 60.3%
いいえ 39.7%

Q.それはどうしてですか? 「はい」と回答した方は、どんなところがめんどくさいですか?

バレンタインがめんどくさい男性

■とにかくお返しが大変!!
・「チョコはそこまでうれしくないし、後々のお返しを考えると多少憂鬱ですらある」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)
・「ホワイトデーを考えないといけないから」(49歳男性/マスコミ・広告/経営・コンサルタント系)
・「お返しが負担」(31歳男性/商社・卸/営業職)
・「義理はもういらない」(48歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「強制的に送ったりお返ししたり面倒」(36歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)

■イベント反対
・「基本イベントごとは面倒だ」(45歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)
・「必ず彼女と過ごさないといけないのが面倒」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「記念日関係がめんどくさい」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「儀式でしかない」(48歳男性/建設・土木/技術職)

・「めんどくさいというよりも、オワコンだけど惰性でやっている感が強いと思う」(44歳男性/情報・IT/技術職)

■もらえないからつまらない
・「チョコをもらえないから」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「モテない人にとっては邪魔臭いイベントというイメージしかないから」(35歳男性/情報・IT/技術職)
・「もらえたらうれしいけどお返しが……となるし、もらえないとこの上なくわびしい気持ちになる、取り残された感」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)

■そわそわする自分が嫌
・「もらえるかドキドキするから」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「異性の目を気にしてしまうから」(27歳男性/警備・メンテナンス/技術職)

バレンタインがめんどくさい女性

■義理だからこそ気を遣う
・「会社でどこまで義理チョコを配ればいいかよくわからない」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「誰にいくらくらいのものをあげるか、考えて準備するのが面倒」(25歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「あげた方がいいのかなど考えるのがめんどくさい」(25歳女性/生保・損保/専門職)
・「あげたくない人にまで気を使わなければいけないから」(22歳女性/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
・「義務になってるしいらないお金がかかる」(38歳女性/医療・福祉/専門職)

■選ぶのも手間
・「チョコを買いに行ったり選んだりするのが面倒」(41歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「いろんなところからチョコレートが出てるから、どこのブランドのどれを買えばいいかわからない」(29歳女性/その他/その他)
・「チョコレートを作るのがめんどくさい」(24歳女性/その他/その他)
・「配る、買う、人混み……全部面倒」(33歳女性/金融・証券/事務系専門職)

■期待値が高すぎて
・「料理に自信がないのに、手作りを求められているので」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「チョコ以外にブレゼントもって最近の風潮がいや、チョコ選ぶのだけで結構労力かかるのに…」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「プレゼントを待ってる人が多い」(29歳女性/警備・メンテナンス/事務系専門職)
・「毎年期待の目で見られるとつらい」(27歳女性/情報・IT/技術職)

■バカバカしい慣習
・「本当に好きな人がいないときは周囲の盛り上がりに面倒くさくなる」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「そもそもの起源を考えると、日本のはばかばかしいと感じるから」(41歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「ムダだとしか言いようがない……お菓子会社の策略にはまってばかみたい」(33歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■システムにもの申したい
・「女子から男子に渡すから」(23歳女性/その他/その他)
・「なんで日本では女子からあげるのか」(24歳女性/その他/その他)
・「選ばせることに何の意味があるんです」(22歳女性/農林・水産/事務系専門職)

■総評
バレンタインデーが「めんどくさい」と感じる人は、なんと6割以上という結果になった。ピュアな中高生とは違うのか、大人の男女のバレンタインデーは、かなり冷めているというのが本当のところのようだ。

男女別に、その「めんどくさい」と感じる理由を見ていこう。男性で圧倒的に多かった意見は「お返しが大変」というものだった。バレンタインデーにチョコをもらったら、1カ月後のホワイトデーにお返しを、というその強制力のあるルールが男性たちを苦しめていた。「どうせ義理チョコなのに……」という気持ちもあるようだ。

「チョコをもらえないからつまらない」「もらえないとわびしい気持ちになる」という男性もいたが、これはまだバレンタインデーに対して多少ポジティブな気がする。中には「記念日が面倒」「彼女と絶対に会わなければいけないから」なんて、彼女にとっては聞き捨てならないような声も……。

女性側が「めんどくさい」と感じる理由は、さまざまな男性たちの期待や思惑に対して、気を遣うことから来ているようだった。特に職場での義理チョコは、「どれくらいの値段のものを誰にあげるのか」「どの範囲まで配ればいいのか」と考えるのが大変だそう。彼氏にあげる本命チョコも「手作りを求められている」「プレゼントまで期待されている」と、うんざりしている様子も伺えた。これでいろいろ気をつかってチョコを渡しても、男性には「お返しが面倒」と思われているだけだったら、本当に誰が得するのか分からない悲劇としかいいようがない。

「いろんなチョコレートがあって幸せ」「お菓子作りが好きだから」バレンタインデーを「楽しみ」と考える女性もいたし、「もらえた時のうれしさは、男子にとってはたまらない!」と心待ちにしている男性ももちろんいた。しかし「ただの儀式」「お菓子メーカーの策略」「もはやオワコン」なんて声も目立ったバレンタインデー。なくなったらそれはそれで寂しい気もするのだが……あなたはどう考えるだろうか?

調査時期: 2015年1月16日~2015年1月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性127名 女性173名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません