厚生労働省は1月20日~3月末に、文部科学省・経済産業省と連携した「未内定就活生への集中支援 2015」を実施する。

「未内定就活生への集中支援 2015」を実施(画像はイメージ)

昨年度は現役学生3万7,000人の就職先が決定

厚生労働省・文部科学省が20日に明らかにした「平成26年度の新規卒業予定者の就職内定率」は大学で80.3%、高校で84.1%と順調に回復しているものの、まだ就職先が決まらない学生・生徒も多い。

「未内定就活生への集中支援 2015」では、文部科学省・経済産業省と連携し、卒業までに1人でも多くの学生・生徒の就職が決定するよう全力をつくすという。なお昨年度集中支援期間中の新卒応援ハローワークの利用者はのべ10万9,000人。ジョブサポーターの支援により就職が決定した現役学生は3万7,000人、既卒者は1万7,000人であった。

本年度のプロジェクトでは、学校等とハローワークとの協力により未内定者の情報を共有し、ジョブサポーターが電話連絡等で新卒応援ハローワーク等の利用を呼びかけるなどの一貫した取り組みや、中小・中堅企業を中心とした就職説明会を開催する。

また未内定学生の心理的負担軽減のため、ハローワーク等に配置した臨床心理士によるケア、民間就職情報サイトへのバナー掲載、保護者への啓発文書の送付などを実施予定。

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