レクサスは米国・デトロイトで開催中の2015年北米国際自動車ショー(一般公開日は17~25日)にて、新たな「F」モデルとなる高性能スポーツセダン「GS F」を発表した。

レクサス「GS F」(北米仕様)

「GS F」はワイド&ローのアグレッシブなプロポーションで、高い走行性能を予感させる低重心フォルムを実現。フロントの大型スピンドルグリル、大型エアダクト、CFRP製グリルロアモール、リヤスポイラーによって冷却・空力性能を向上させ、4連エキゾーストディフューザーなどの専用パーツも含め、「F」モデルならではの個性を強調する。

インテリアは、航空機のグラスコックピットをモチーフとし、インストルメントパネル内に水温・油温・走行中のG・後輪トルク配分などの情報を表示した専用メーターを採用。スイッチ類の操作性にも配慮し、ドライバーのスポーツ走行をサポートする。インストルメントパネルやドアトリムなどに高級素材アルカンターラも採用した。

走行性能も磨き上げ、V型8気筒5.0Lエンジンに直噴機構D-4Sを搭載。「STANDARD」「SLALOM」「CIRCUIT」の3モードを設定し、幅広い走行シーンで意のままに操れる駆動力制御システムTVD、ダイレクトな加速を味わえるトランスミッション8-Speed SPDS、車の加速・減速によるエンジン音を整え、迫力のエンジンサウンドを実現した新型アクティブサウンドコントロールASCなども特徴となる。事故予防や衝突回避支援・被害軽減に貢献する複数の機能による予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」も採用された。

「GS F」開発責任者の矢口幸彦主査は、「Fモデルが追求するのは、走るたびに心が躍り、笑顔になるクルマ。サウンド、レスポンス、パワーを楽しい走りの基本要素として大切にし、すべてのドライバーが心と体でその真髄を実感できることをめざしました」とコメント。2014年発表の「RC F」に続き、「GS F」が加わることで、「F」シリーズはより充実したラインアップとなる。「GS F」の発売は2015年後半を予定している。