宮下企画が運営する「パンとサーカス」(東京都新宿区)はこのほど、今年の干支にちなんで「羊」肉を使ったメニューを提供するフェアを開始した。

「クラウンロースト」(3~4人分で6,000円/税込)

羊肉は豚や牛に比べてカロリーが低く、栄養素が豊富な肉として注目を集めている。羊肉の脂肪は人体に吸収されにくく、コレステロールを減らす働きに優れているとされる「不飽和脂肪酸」も多く含んでいる。また、ビタミンB1や鉄分、カルシウムなども含まれているという。

羊肉の「ラム」は、生後およそ1年未満の子羊のこと。それ以上の羊は「マトン」と呼ばれる。羊肉は独特な臭みが苦手という人も多いが、香りが強いのはマトンでラムはクセも少なく、欧米では高級品として珍重されている。同店では、肉の臭みをなくしうまみを引き出す下処理をほどこし、肉の専門店ならではの工夫を凝らした5種の羊メニューを提供する。

「クラウンロースト」は、ラムラック(切り出す前のラムチョップ)を丸ごと焼き上げたもの。甘さをきかせたエストラゴンのソースを添えている。3~4人分で価格は6,000円。1日5食限定で提供する。

「マトンモモ肉のケイジャンフリット 砂漠仕立て」(900円)は、あえて香りの強いマトンを使用し、ケイジャンスパイス(パプリカ・カイエンヌペッパー・ブラックペッパー・ガーリックパウダー・オレガノ・タイムなどを合わせたもの)を用いて仕上げた。

「ペカンナッツと松の実を添えた熟成ラム肉のグリル」(2,600円)は、特有の臭みやクセを減らし、味わいを深めた熟成ラム肉を使用。香ばしいペカンナッツと松の実を添えて焼き上げた。羊の骨や肉汁から抽出したスープに、赤ワインを合わせたソースとともに提供する。

「マトンモモ肉のケイジャンフリット 砂漠仕立て」(900円/税込)

「ペカンナッツと松の実を添えた熟成ラム肉のグリル」(2,600円/税込)

「ラムスジ肉の赤ワイン煮込み ペコリーノ風味」(850円)は、ラムの肩芯、ももすじをたっぷりの赤ワインで2~3時間煮込んだ。仕上げには羊の乳のチーズ、ペコリーノ・ロマーノをかけている。

「自家製・ラム肉のソーセージ」(900円)は、ミンチにしたラムの肩肉を羊腸に詰めたソーセージ。クミンと塩であっさりと味付けし、ラム肉ならではのうま味を味わえるようにしている。

「ラムスジ肉の赤ワイン煮込み ペコリーノ風味」(850円/税込)

「自家製・ラム肉のソーセージ」(900円/税込)

※価格はすべて税込