クラシエホームプロダクツはこのほど、「デリケートゾーン」のケアに関する調査結果を発表した。同調査は、全国の男女4,421名を対象に、4月21日から5月31日にかけてインターネットを通じて実施したもの。
「デリケートゾーンという言葉を知っているか?」を聞いたところ、66%が「知っている」と回答。また、「デリケートゾーンのお手入れをしたことがあるか?」という質問に対しては、23%が「したことがある」と答えた。
「デリケートゾーンの悩みがあるか?」を聞いたところ、「悩みがある」と答えた男性が44.1%であったのに対し、女性は84.2%と8割の女性が悩みを抱えていることがわかった。これには生理など女性特有の原因も反映されているという。また、「人に相談できるか?」との質問に「相談できない」と答えた人は、男性が37.3%だったのに対し、女性は68.7%とやはり高い結果となった。
悩み別に見ると、男女ともに1位が「かゆみ」が挙がった。特に女性(73.6%)は3人に2人が「かゆみ」に 悩んでいるという結果に。 2位以下は、男性は「ニオイ」と「ムレ」、女性は 「おりもの」と「ニオイ」で悩んでいることが分かった。
「第13回更年期と加齢のヘルスケア学会」では、デリケートゾーンケア用の洗浄料の認知率は23%であり、実際の使用率も約5%と、欧米に比べて低い現状を指摘。「日本においても、今後今以上にデリケートゾーンケア商品が知られるようになり、使うことの快適性の認知が高まると女性のADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)、QOL(クオリティ・オブ・ライフ) の向上に大きく貢献する」との見解が示されたという。