矯正歯科治療「インビザライン・システム」を提供するアライン・テクノロジー・ジャパンはこのほど、「いい歯の日(11月8日)」に向け、5年以内に結婚を希望している20~40歳代の男女2,000名を対象に実施した「歯並び」に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月に行われた。

「歯並びと第一印象について」

78.3%が歯並びは第一印象を「左右する」と回答

調査ではまず、歯並びは第一印象を左右すると思うか質問したところ、「左右する」と答えた人は78.3%に上った。さらに、歯並びがいいと出会いの場面で有利にはたらくと思うかどうか聞いたところ、およそ9割が「有利にはたらくと思う(88.9%)」と考えていることがわかった。

また、新たな異性と出会う機会で、歯並びが悪い人に会ったときの印象について自由記述で聞いたところ、「個性があっていい」など好意的にとらえる意見がある一方、「清潔感がない」「引いてしまう」など否定的な意見も目立った。

歯並びがいい人は「健康そう」「清潔感がありそう」

「歯並びがいい人のイメージ/次に会ってみたいと思う人」

次に、歯並びがいい人のイメージについて聞いた結果、「健康そう(63.0%)」、「清潔感がありそう(50.9%)」、「育ちがよさそう(32.8%)」が上位を占めたほか、「誠実そう(21.9%)」や「優しそう(17.8%)」も2割近くという結果となった。

続いて、次に会ってみたいと思う人についても同様に調査したところ、最も多かったのは「優しそうな人(64.4%)」だった。ほかにも「誠実そうな人(52.1%」)、「清潔感がありそうな人(45.8%)」、「健康そうな人(40.3%)」が人気で、次に会ってみたいと思う人のイメージと、歯並びがいい人のイメージはおおむね重なっている傾向があることが明らかとなった。

また、歯並びは笑顔をつくる上で重要な役割を果たすことから、笑顔は第一印象に影響するかと聞いた結果、9割超が「左右する」と回答した。

歯並びに自信がない人、58.5%

「歯並びに自信はあるか」

「矯正治療しようと思わない理由」

自分の歯並びに自信はあるかどうか聞いたところ、「自信がない(24.3%)」「どちらかと言えば自信がない(34.2%)」と、約6割の人が「自信がない」と思っていることが判明した。そのうち、矯正治療の経験がない人は88.0%を占めた。

なぜ矯正治療しようと思わないのか理由を尋ねたところ、「費用が高い(55.1%)」や「治療の必要性を感じない(40.6%)」といった理由が大半を占め、以下多い順に「治療終了までの期間が長い(21.1%)」、「矯正の装置が目立つ(19.3%)」、「痛そう(15.9%)」と続いた。

調査では「歯並びや笑顔は第一印象を左右すると多くの人が考えているにもかかわらず、『治療の必要性を感じない』などとして矯正治療には至っていないという矛盾した傾向がうかがえた」とまとめている。